2025年10月8日、CData Software Japanが新たに『CData Arc V25.3』をリリースしました。この最新のB2Bデータ連携ツールは、特にAIアシスト機能の追加によって注目を集めています。これにより、XML Mapコネクタによるマッピング設定が専門知識なしで行えるようになり、作業時間の大幅な短縮が実現しました。
AIアシスト機能の詳細
本アップデートにより、XML MapコネクタでOpenAIまたはOllamaを用いたAIアシストマッピングが可能になり、複雑なデータマッピングを自動化します。これにより、ユーザーは長時間の設定作業から解放され、エラーの発生も抑制されるため、導入及び運用工数が削減されます。AIを用いたこの新機能は、多くのビジネスシーンでのデータ連携の効率を飛躍的に向上させるでしょう。
ICAPコネクタによるセキュリティ強化
新たに搭載されたICAP(Internet Content Adaptation Protocol)コネクタにより、リアルタイムでのウイルススキャンおよびコンテンツフィルタリングが可能になります。これにより、ユーザーはMFT(Managed File Transfer)連携フローにウイルス対策機能を追加することができ、高度なセキュリティが求められる医療や金融機関、政府機関でも安心して利用できます。
SSO機能の強化
SSO(Single Sign-On)機能も強化され、設定メニューが再設計されました。これにより、Microsoft Entra IDやOktaとの認証設定がスムーズになり、ユーザーの利便性が向上しました。ID管理が簡潔になり、コンプライアンスの監査に対する対応も円滑になります。
FIPS準拠の設定簡略化
政府機関や金融機関向けの設定が簡素化され、これまで複雑だったFIPS(Federal Information Processing Standard)準拠の手続きが容易になりました。これにより、高度なセキュリティが要求される組織でも、手間をかけずに標準を満たす設定が可能になります。
Webhookコネクタの強化
Webhookコネクタもアップデートされ、HMAC署名認証機能が追加されました。この機能により、Webhookはより強固に保護されます。不正アクセスやデータ改ざんからの強力な防御となり、APIのセキュリティ対策においても有効です。
ユーザビリティの向上
さらに、XML Mapコネクタの表示密度を切り替える機能も追加され、ユーザーがマッピングを効率良く管理できるようになりました。また、設定ページ全体が見直され、ユーザーインターフェースが改善されることで、各種設定がよりわかりやすくなっています。これらの改善により、CData Arcはシンプルかつ安全なデータ連携を実現します。
その他の機能強化
さらに、PeppolコネクタやEncodingコネクタが製品版に移行し、AS2およびFormコネクタ、Google Driveコネクタのパンフレットが改善されています。これも併せて、使用感の向上に寄与する要素となっています。
この新しいバージョンは、利用者がCData Arcをどのように使用するかが変わるきっかけとなることでしょう。CData Softwareは、毎月行われるハンズオンセミナーを通じて、実際に製品に触れる機会を提供しています。興味がある方は、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
詳しくは
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