ジバンシィ、サラ・バートンが新クリエイティブ・ディレクターに就任
フランスの高級ファッションブランド、ジバンシィが新しい時代の幕開けを迎えました。2023年10月、サラ・バートンがクリエイティブ・ディレクターに就任することが公式に発表されました。バートンはメンズおよびウィメンズの全コレクションのクリエイティブ・ディレクションを統括し、ブランドの新たなビジョンを描いていきます。
サラ・バートンのコメント
サラ・バートンはその就任に際して、「ジバンシィという宝石のように美しいメゾンに加わることができ、非常に光栄に思います。このアイコニックなメゾンの物語に次のチャプターを刻むことができること、そして私自身のビジョン、感性、信念をジバンシィにもたらすことができることに、とても興奮しています」と語っています。彼女の言葉からは、ジバンシィに対する深い愛情と敬意がうかがえます。
経営陣の期待
ジバンシィの取締役会会長、シドニー・トレダノは、「サラ・バートンは卓越したクリエイティブな才能の持ち主。彼女のファッションに対するユニークなビジョンとアプローチは、この象徴的なメゾンにとってかけがえのないものでしょう」と述べています。バートンのクリエイティブなリーダーシップが、ジバンシィの国際的な地位をさらに向上させると期待されています。
また、同じくジバンシィのCEOであるアレッサンドロ・ヴァレンティも発表の中で、「彼女の卓越したキャリアパスとクリエイティブなビジョンは多くのファンを魅了している。彼女の指揮でジバンシィは革新を続けていく」と強調し、バートンの新体制への期待を示しました。
サラ・バートンの経歴
サラ・バートンは、マックルズフィールド出身で、マンチェスターで教育を受けた後、ロンドンのセントラル・セント・マーチンズ・カレッジでファッションを学びました。1996年にはアレキサンダー・マックイーンに入社し、2000年にはヘッド・オブ・デザインに昇進。2010年にはクリエイティブ・ディレクターに就任しました。彼女は、プリンセス・オブ・ウェールズの結婚式のドレスを手がけるなど、数々の歴史的な瞬間を創り出しています。
バートンはその在任期間中、ウィメンズおよびメンズのコレクションを発表し、広く評価を受けると共に、若手クリエイター支援のための教育プログラムを確立しましたが、2023年10月にはアレキサンダー・マックイーンを退社。この度、ジバンシィの新たなクリエイティブな旅路をスタートさせることになりました。
彼女のデビューコレクションは2025年3月に発表される予定で、その全貌が待ち望まれます。ファッション業界における彼女の影響力は今後ますます高まることでしょう。そして、サラ・バートンがジバンシィにもたらす新たな創造的エネルギーに期待が寄せられています。