舞踏とコンテンポラリーダンスが交差する舞台『そこに生きる記憶の遺跡』
舞踏家の南阿豆とコンテンポラリーダンサーの水越朋が共同制作する新作『そこに生きる記憶の遺跡』が、2025年の12月にフランス・パリとドイツ・ケルンで初めて上演されます。この作品は、舞踏とコンテンポラリーダンスの要素が見事に融合したものとなっており、二人の異なる身体感覚が交わることで、言葉では表現できない「身体の記憶」を世界中に届けようとしています。
この欧州ツアーを実現するために、現在、MotionGalleryにてクラウドファンディングが行われています。目標金額は90万円で、集まった資金は渡航費や照明、舞台美術などに使用される予定です。支援者には限定Tシャツやポストカード、オンライン報告会への参加権などの特典も用意されています。今回のクラウドファンディングは「All in」方式であり、目標金額に達しなくてもツアーは実施されますが、より充実した公演を行うために多くの人々のサポートが必要です。
舞踏との出会いと新しい表現の探求
舞踏家・南阿豆は、2005年に芸術身体研究所で舞踏に出会い、それ以来独自の身体表現を探求してきました。新作『そこに生きる記憶の遺跡』では、ダンサー水越朋との共同制作を通じて異なる身体性を交差させ、舞踏の本質に迫る新たな表現を模索しています。南阿豆がこのプロジェクトに注ぎ込んだ20年の探求は、今回の公演に新たな光を当てることでしょう。
舞台では、「古着」を用いたインスタレーションも展開され、観客はそれを通じて忘れられた記憶のかけらを感じ取ることができます。南阿豆は、「言葉では伝えられないものを、身体を通じて感じてほしい」と語り、その願いを形にする舞台を作り出しています。
初の欧州ツアーと文化の対話
このプロジェクトは、南阿豆にとって初の欧州単独ツアーとなります。同時に、舞踏というジャンルが今なお新たな価値を持つことを示す挑戦でもあります。2025年12月5日にケルン、12月11日にパリでの公演が予定されており、両都市でワークショップも行われる予定です。
日本の舞踏やコンテンポラリーダンスは、国外での評価や発信機会が限られていますが、このツアーを通じて国際的な観客と接点を持つことで、次世代の踊り手の育成にもつながることを目指しています。欧州では身体表現を通じた哲学的なアプローチへの関心が高く、今後の舞踏の可能性を世界に問う重要な機会となります。
また、古着といった素材を使うことで、文化や時代を越えた対話が生まれる可能性が秘められており、この試みが観客に深い感動をもたらすことを期待しています。
支援の呼びかけと今後の展望
現在進行中のクラウドファンディングが成功すれば、舞台に立つ南阿豆と水越朋をより多くの人々に知ってもらうことができ、舞踏を通じた「記憶」と「痕跡」という普遍的なテーマを深めることが可能になります。観客の心に残る「共に生きる」作品の形を探求し続ける二人の挑戦は、ただの個人の夢ではなく、文化を身体を通して紡ぐ社会的な試みでもあります。もっと多くの人々がこのプロジェクトに関わり、「舞台を未来へ動かす力」を生み出しましょう。
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MotionGalleryプロジェクトリンク)