キヤノンMJのichikara Labが高専生とともに挑むイノベーション
キヤノンマーケティングジャパン(以下、キヤノンMJ)はその企業内起業である「ichikara Lab」が、SMBC日興証券主催の「高専インカレチャレンジ第六弾」にテーマオーナーとして参加したことを発表しました。これは、全国の高等専門学校(高専)の学生たちが企業のリアルな課題に挑戦するイノベーションコンテストです。
高専インカレチャレンジとは
高専インカレチャレンジは2021年から始まり、SMBC日興証券が主催しています。このイベントは、学生たちが学科や学年を超えてチームを組み、企業から提示される課題に挑戦しながらイノベーションを生み出すことを目的としています。2025年4月には完全に新しいアイデアを生み出す機会が与えられ、過去最多の35名の高専生が参加することになりました。
ichikara Labはこの挑戦を通じて、「従来のプリントのカタチにとらわれない新たな価値を創造する」というテーマを提示。これはデジタルとアナログを融合させる試みです。学生たちは実際に企業の課題を解決するアイデアを競い合います。
プロトタイプ制作の実施
最終審査会は2025年7月12日に行われました。この日は、学生たちが自らのアイデアを実演し、プレゼンテーションを行う場でもありました。高専生独自の技術と視点を活かした高レベルな提案が数多く披露され、審査員たちはその情熱と工夫に感銘を受けました。
受賞アイデアの紹介
審査の結果、最優秀賞には「SELPHY CP1500」で出力した写真をカードにして遊べる写真カードゲームのアイデアを提案したチームが選ばれました。このアイデアは、思い出を形に残しながら楽しむことができる点が高く評価されました。また、優秀賞にはカラオケで撮影した写真をプリントしデコレーションするサービスを提案したチームも選ばれました。このサービスは、SNSへの投稿を通じて若者たちの思い出作りをサポートします。
特別賞として、線画を抽出して印刷することで世界に一つだけの塗り絵を作成するアイデアも評価されました。家族が一緒に楽しむことができる独創的な提案です。
ichikara Labの未来への挑戦
ichikara Labはこのチャレンジを機に、プリント体験の新たな価値創造に挑戦し続けることを表明しています。若年層分野における新規ビジネスの展開や、新商品・サービスの開発においても、このような取り組みを通じて市場に新たな価値を提供していく決意です。この取り組みが、今後の企業活動や社会にどのような影響を与えるのか、業界内外の注目を集めています。
今後の展望
デジタル時代に生まれた若年層にとって、従来のプリント体験は「新しい」。ichikara Labでは、物質感のあるアナログ体験から生まれる楽しさを追求し続け、今後も様々な新規アイデアの創出に取り組む姿勢を強化していく方針です。多様な若者たちとのコラボレーションを通じて、これからのプリンティング領域での価値提案を進めていくことが期待されています。
詳細情報は、
キヤノンミニフォトプリンターブランディングページや
高専インカレチャレンジのWEBページで確認できます。