千年の家系を紐解く新たな小説『千年たどる家系図物語』の魅力とは

小説『千年たどる家系図物語（ヒストリエ）』の魅力

2025年7月29日、時事通信出版局が
小説『千年たどる家系図物語（ヒストリエ）』を発表します。この作品は、著者の渡辺宗貴さんが20年以上にわたる家系図作成の経験をもとにした物語で、著者自身の専門知識を活かしたファミリーヒストリーの新たな形を提示しています。

登場人物と物語の背景

物語の中心には、女子大生の「源静香」と語り手である“僕”がいます。静香は先祖の謎について深く探求するために訪れ、過去帳や古文書、掛軸といった多様な資料を手掛かりにしながら、千年にわたる家系をさかのぼります。静香がたどる家系の記憶は、ただの歴史ではなく、彼女自身の存在意義とも深く結びついていくのです。

豊かなビジュアルコンテンツ

この小説の特筆すべき点は、100点以上に及ぶ漫画やイラスト、図版、写真資料が挿入されていることです。テキストとビジュアルが相互に補完し合い、物語の理解をさらに深めます。ページをめくるたびに、古の時代が目の前に広がるような感覚に包まれることでしょう。

旅の意味

静香と“僕”が歩むこの旅は、単なる過去の探求にとどまらず、静香が自身のアイデンティティを再認識する手助けにもなります。家系図の作成は自身を知ることに直結していると、静香は少しずつ気づいていきます。この過程は、読者自身にも共感を呼び起こすことでしょう。

書籍詳細

『千年たどる家系図物語（ヒストリエ）』は、416ページで構成され、定価は1,980円（税込）です。この書籍はAmazonや楽天ブックスを始めとする全国の書店で購入することができます。家庭のルーツを辿ることの魅力は、世代を越えた愛おしさを感じさせてくれます。興味がある方はぜひ手に取ってみてください。

著者について

渡辺宗貴（わたなべ・むねたか）さんは、北海道釧路市出身の行政書士で、家系図作成代行センター株式会社の代表を務めています。開業当初に偶然家系図作成の世界に魅了されて以来、20年以上にわたり、5000件以上の家系調査を手掛けています。著書も多く、家系図の魅力を広げるためにメディア出演や講演も行っています。