アルティウスリンクのInspiroが受賞
アルティウスリンク株式会社のグループ企業であるInspiroが、エンタープライズアジア主催の「インターナショナル・イノベーション・アワード2025」において、「サービス&ソリューション部門」で初めての受賞を果たしました。この受賞は、次世代のカスタマーエクスペリエンス(CX)ソリューション「Inspiro iX」のイノベーションが評価された結果です。特筆すべきは、この受賞がフィリピン企業として唯一である点です。
受賞式では、InspiroのシニアバイスプレジデントであるPhoebe Magsino-Erniが中央に立つ姿が印象的でした。「インターナショナル・イノベーション・アワード」は、アジア地域を中心に毎年、世界各国から革新的な取り組みが集まり、優れたイノベーションを称える国際的なアワードです。今回のテーマである「Reinventing for Tomorrow(未来への再創造)」のもと、業界の未来を切り拓く先進的な事例が数多く選出されました。
評価のポイント
Inspiroが展開する「Inspiro iX」は、AI技術を活用した業務の自動化や効率化に加え、オペレーターの専門知識と運用力を掛け合わせることで、顧客対応の品質向上や業務プロセスの最適化を実現しています。この革新により、柔軟な業務展開や導入効果の明確さが高く評価されています。
「Inspiro IX」は、顧客体験とビジネスプロセスの最適化を目的とした5つのプラットフォームで構成されています。これには、生成AIチャットボット(Inference by Inspiro)、AI音声・テキスト分析プラットフォーム(Interactions by Inspiro)、継続的なスキルアップ支援ツール(Simulate by Inspiro)、多言語対応のAIボイスボット(AIgent by Inspiro)、そして高度な分析・ビジネスインテリジェンスプラットフォーム(Insights by Inspiro)が含まれます。
受賞コメント
InspiroのCEOである大橋竜は、「今回の受賞は、『Inspiro iX』が示す人とAIの専門性の融合が高く評価された証です。今後も先進的なツールを活用し、顧客体験の向上に努めていきます」と述べました。この受賞は、同社グループの革新性が国際的に認められた意味でもあり、今後の事業展開やブランド価値向上に寄与すると考えられています。
アルティウスリンクは、KDDIと三井物産の共同出資による企業であり、コンタクトセンター事業やBPOサービスの提供を通じて、企業活動を支えています。「そのつながりを、もっと強く、美しく、面白く。」を企業のパーパスに掲げ、社会に貢献しながら価値を創造していく姿勢が評価される所以です。
Inspiroの概要
Inspiroは、フィリピンのマカティ市に本社を置くグローバルな顧客管理企業で、約13,000名のスタッフを有し、北米とアジア太平洋地域に13の戦略的拠点を持ちます。最新のテクノロジーを活用し、クライアントのニーズに基づいたBPOサービスを提供し、顧客ライフサイクルの各側面を支援しています。特に、通信、eコマース、小売、旅行・ホスピタリティ分野での評価が高く、多様なサービスを展開しています。 自社のウェブサイトでは、具体的なサービス内容やお問い合わせ先が掲載されており、多くの企業から信頼を寄せられています。
この受賞を通じて、今後も成長を続けるInspiroの活動に注目が集まります。