現場DXサービス「KANNA」の導入とその効果
金融機関向けのセキュリティシステムを提供する株式会社クマヒラが、現場DXサービス「KANNA」を導入しました。この取り組みにより、業務効率化やペーパーレス化が進展し、多くの業務課題が解決されることが期待されています。
導入の背景
クマヒラの技術部では、見積依頼や契約書のやり取りが電話、メール、ショートメッセージ、さらには紙の郵送といった複数の手段を通じて行われていました。このため過去のやり取りを追跡するのが難しく、担当者が異動したり退職した場合には情報の引き継ぎが困難になるという問題がありました。また、紙の注文書や請書を郵送する手続きが業務のリードタイムを長引かせ、コストの増加を招いていました。
KANNA導入の理由
そんな状況を打破するために、クマヒラがKANNAを導入した決め手は、注文書類の電子化と案件情報の一元管理ができるところでした。KANNAの機能には、帳票の作成、チャット機能、報告機能があり、これを利用することで紙ベースの業務を効率化できます。特に、ITに不慣れな協力会社でも使いやすい直感的なユーザーインターフェースが高く評価され、導入が進められました。
KANNA導入後の成果
KANNAを導入した結果、注文書や請書をデジタルで送信できるようになり、ペーパーレス化が大幅に進みました。これにより、郵送コストや収入印紙代の削減が実現し、業務のトータルリードタイムも短縮されました。また、KANNAの承認機能を使うことで、見積依頼から承認、発注書の送信までを一連の流れで完結できる著しい効果がありました。これにより、情報が案件単位で整理され、過去の資料検索も容易になっています。
今後の展開
クマヒラでは、KANNAの全国展開を進めており、各拠点での利用が拡大しています。今後は技術部だけでなく、他の部門にもKANNAの導入を図り、さらには電子伝票の発行など新たな業務DXの推進を計画しています。この取り組みを通じて、全社的な業務効率化とペーパーレス化を加速させていく方針です。
現場DXサービス「KANNA」とは
現場DXサービス「KANNA」は、ノンデスクワーク業界に特化したサービスで、現場の生産性を向上させることを目的としています。事務作業や移動時間、コミュニケーションの手間を削減し、作業効率を最大化する設計がなされています。APPストアでの評価も高く、使いやすい設計が特徴です。
KANNAにはプロジェクト管理機能を持つ「KANNAプロジェクト」と、ペーパーレス化を実現する「KANNAレポート」の2つのサービスがあります。現在、75,000社以上が利用しており、国内外での展開も進んでいます。また、英語、タイ語、スペイン語、ベトナム語、インドネシア語など多言語対応も行っており、国際的なニーズにも応えています。
結論
クマヒラのKANNA導入による業務効率化は、今後のビジネス環境において非常に重要な意味を持つことでしょう。テクノロジーを活用した業務のデジタル化は、異業種にも通じる道を開くとともに、さらなる発展を促す要素となるに違いありません。在宅勤務やリモートワークといった新しい働き方が普及した今、KANNAのようなデジタルツールはますます重要になります。