九州における森林育成
2025-12-16 13:20:26

LINEヤフーと田島山業が九州で進める持続可能な森林育成プロジェクト

LINEヤフーと田島山業が九州での森林育成プロジェクトを実施



2025年11月13日、LINEヤフー株式会社と田島山業株式会社は、九州地方初となるプロジェクトとして、田島山業の「みんなの森」にて生物多様性調査と植樹地の保全活動を行いました。この取り組みは、2024年2月に両社が締結したJ-クレジット売買契約を基にしたもので、昨年の植樹活動に続くものです。特に注目すべきは、自ら拾ったどんぐりを苗木に育て、その苗を再び森に返す「戻り苗」プロジェクトの始動です。このプロジェクトを通じて、社員一人ひとりが主体的に自然に関与し、持続可能な森づくりを実現することを目指しています。

循環型森林育成の一環



この日の活動には、LINEヤフーと田島山業のメンバーだけでなく、パートナー企業、環境省、地元住民を含む37人が参加しました。参加者たちは、協力してどんぐりを拾い、それらを持ち帰り約2年間かけて苗木への成長を見守ります。最終的には、これらの苗木が9「みんなの森」に戻され、森の一部として育てられることになります。

社員からは、自然との関わりを日常的に感じることができたという声や、育てたものを森に還すという循環の重要性を認識するきっかけになったという感想が寄せられました。

森の現状と未来を見つめる活動



同日行われたのは、昨年植樹を行ったエリアにおける森林保全活動と株式会社バイオームのアプリ「Biome(バイオーム)」を使った生物多様性調査です。参加者は、植物や昆虫を撮影し、アプリを通じてそれらを識別・登録。結果として、昨年の植樹が生物の生息の場を提供していることが確認され、その成果が具体的に可視化されました。

自然環境の保全に向けた非営利の取り組みとして、環境省の職員からも高評価を受けました。全国的に見ても、複数社および地域が連携して行う生物多様性確保のプロジェクトは非常に珍しいと言われています。

J-クレジット契約による持続可能な取組み



LINEヤフーと田島山業は、森林由来のJ-クレジットを買い取り、今後10年間で年間1,500トンのCO2吸収量を取引する契約を締結しています。この契約目的は、より豊かな森林育成を進めることで、持続可能なCO2削減、土砂災害防止、さらには生物多様性の保全を推進することです。

また、フィールドワークを通じた生物多様性調査や、植樹地の継続的な保全活動によって、利益だけではなく地球環境に良い影響を与える社会的責任を果たしていることが強調されています。

このプロジェクトを通じて、LINEヤフーは林業を中心とした新たな関与の形を示し、未来に向けたサステナブルな森づくりのモデルケースとなることが期待されています。


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会社情報

会社名
LINEヤフー株式会社
住所
東京都千代田区紀尾井町1-3東京ガーデンテラス紀尾井町 紀尾井タワー
電話番号

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