Green Carbon株式会社、ASEAN最大のビジネスイベントに登壇
最近、Green Carbon株式会社がタイのバンコクで開催された「Japan-ASEAN Startup Business Matching Fair 2025」に登壇しました。このイベントは、三菱UFJ銀行グループが主催し、500名以上の参加者が集まった大規模なビジネスフォーラムで、ASEAN地域の大手企業とのマッチング商談が行われました。
Green Carbonの登壇と目的
Green Carbonは、日本で唯一のカーボンクレジット創出事業者として参加し、自社のカーボンクレジット技術やその他のノウハウを披露しました。特にタイ国内での認知度を高め、さらなるパートナーシップ構築を目的としています。企業間の交流を通じて、脱炭素や持続可能性に関心のある現地企業との連携が期待されています。
持続可能な農業への取り組み
Green Carbonは、自然由来のカーボンクレジットを創出するため、森林保全、水田管理、マングローブ植林、牛のゲップ削減、バイオ炭プロジェクトなど、様々なプロジェクトを推進しています。特に、タイにおけるAWD(間断灌漑)技術を活用したカーボンクレジット事業が注目を集めており、農業の持続可能性向上とカーボンクレジット市場の活性化が見込まれています。
今後の展望
Green Carbonは、今後さらにタイ地元企業との連携を強化し、農業分野での効率的なカーボンクレジット創出を目指しています。具体的には、AWD技術を導入した稲作からの温室効果ガス排出削減が国家の気候変動対策に寄与することが期待されています。特に、カムペーンペット県で実施している水田プロジェクトは、タイ政府が推進する高品質ボランタリークレジット制度「Premium T-VER」に正式にリスト化され、日本企業としては最大規模のプロジェクトとなりました。
イベントでのビジネスマッチング
本イベントでは、タイの大手企業との個別面談も行われ、SCG Cement-Building MaterialsやC.B. Food Techなど、様々な業界からのオファーを受けました。脱炭素や循環型ビジネスへの関心が高まる中、Green Carbonとの連携について前向きな議論が進められています。特に、バイオ炭の製造プロセスや、その応用についての具体的な提案がなされ、協業の可能性が広がっています。
まとめ
Green Carbonの取り組みは、単にカーボンクレジットの販売に留まらず、持続可能な農業や地域社会への貢献につながる大きな意義を持っています。今後も、タイ及びASEANでのビジネス拡大を目指し、現地パートナーとの連携を深めながら、持続可能な未来のためのプロジェクトを推進していく所存です。