万博で見た未来のファッション
2025-10-09 11:34:58

大阪・関西万博で未来のサステナブルファッションを発信する試み

大阪・関西万博で未来のサステナブルファッションを発信する試み



2025年9月、大阪・関西万博にて、環境に優しく、革新的なファッションを提案するプロジェクトが行われます。このプロジェクトには、大阪文化服装学院(OIF)が主体となり、地元の企業や団体と共同で取り組んでいます。特に注目されるのは、廃棄エアバッグ素材や廃棄米から作られた新しい衣料品です。

プロジェクトの背景と目的


このプロジェクトの名は「サステナブルに基づく繊維・ファッション産業の未来共創プロジェクト」。環境問題や社会的課題に取り組みながら、大阪・関西の中小企業が持つ技術を国内外に紹介することを目的としています。サステナビリティに基づく取り組みは、単なるファッションの枠を超えて、社会全体にポジティブな影響を与えることを目指しています。

参加企業・団体と出展作品の魅力


このプロジェクトには17の企業や団体が参加しており、それぞれが得意な技術を活かした作品を展示します。展示ゾーンは「WakuWaku」「BillyBilly」「KuruKuru」「KiraKira」の4つに分かれており、それぞれ異なるテーマやコンセプトで構成されています。

参加学生たちは、大人から子供までが楽しめるファッションとして、折り紙の要素を取り入れた革新衣料や、環境に配慮した新素材を活用した作品に取り組んでいます。中でも「折り紙の服」は、単一の布からジャケットやシャツ、パンツやスカートに変形するというユニークなコンセプトを持ち、多くの関心を集めました。この作品は、京黒紋付染めの伝統技術が施されており、デザインの前後で異なる印象を楽しむことができます。

学生の創造力と技術の融合


学生と企業のコラボレーションにより、業界の最前線を行く技術とクリエイティビティの融合が果たされました。例えば、「BillyBilly zone(ビリビリゾーン)」では、恋をテーマにしたファッションデザインが展開され、国籍や性別を超えた愛を表現しています。この作品は、様々な言語の「私」をプリントしたボディスーツを特徴としており、持続可能な制作方法も取り入れられています。

展示会の意義


このプロジェクトの重大な意義は、次世代のファッションを考察し、それがどのように環境と社会に影響を与えるかを探ることにあります。来場者は、ただ作品を見るだけではなく、クリエイターが考えたビジョンや商品に込められたメッセージを体感することができます。

未来を見据えた教育機関


大阪文化服装学院は、創立から78年の歴史を持つファッション専門学校で、近年国際的な視野を広げるために海外のファッションスクールと連携を深めています。2026年度には校名を「ヴォートレイルファッションアカデミー」に変更する予定で、さらなるステップアップを目指しています。これに伴い、生徒たちには新たなファッションの潮流を編集し、持続可能な未来を形作る力を持つ人材の育成に努めています。

社会の課題を映し出すファッション。大阪文化服装学院の挑戦は、皆さんの心にも新たな「サステナブルファッション」への興味を喚起することでしょう。2025年の万博で、多くの方々がこの新しいファッションの形を体験することを、心から楽しみにしています。


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会社情報

会社名
学校法人 ミクニ学園
住所
大阪府大阪市淀川区三国本町3-35-8
電話番号
06-6392-4371

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