ペイロールの革新:オンデマンドペイ『e-pay sugumo』の新機能
株式会社ペイロールが提供するオンデマンドペイサービス『e-pay sugumo』は、2025年12月23日から企業向けに新機能を追加すると発表しました。この取り組みは、企業がこのサービスを導入する際の障壁を下げることを目的としています。『e-pay sugumo』は、企業と従業員の双方が手数料無料で、給与支給日を待たずに給与相当額を利用できるサービスであり、今後の機能強化により、採用や定着を促進する施策を支援します。
新機能の概要
『e-pay sugumo』では、従業員が勤務実績に基づいた給与相当額を、銀行振込やATM出金だけでなく、Visaプリペイドカードや電子マネーにチャージできる多様な選択肢を提供します。これにより、利用方法が柔軟になり、従業員が必要な時に必要な分だけ給与にアクセスできる環境が整います。また、企業はペイロールもしくは他社の勤怠システムからデータを連携することで、給与計算の業務負担を軽減することが可能です。
機能強化の背景
働き方が多様化する中で、特に非正規雇用の従業員は収入や勤務時間が不規則であるため、給与の支給日まで資金が必要になるケースが多々あります。このようなニーズに応える形で、『e-pay sugumo』は機能を強化し、手軽で透明性の高い資金アクセス手段として注目されています。また、労働人口の減少が進む中で、企業にとっては新たな人材を確保し、離職を防ぐための重要な施策として活用が期待されています。
今回の機能強化ポイント
新機能には以下のポイントが含まれています。
1. 勤怠実績を日別で集計可能に。
2. 入社初月の利用可否を選択可能とする。
3. 毎月の給与相当額の利用締切日を企業ごとに設定できるよう変更。
4. 年齢制限を企業の判断で設定可能に。
これらの機能強化は、実際に『HR BPaaS』を利用している企業からのフィードバックを基に行われています。また、ペイロールは今後もお客様の期待に応えるため、さらなるサービス向上に努めていく方針です。
ペイロールについて
ペイロールは1989年に設立され、主に大手企業向けに給与計算業務のアウトソーシングサービスを提供してきました。2024年3月末時点で260社に対し112万人分の給与計算業務を受託しています。ペイロールの提供する『HR BPaaS』は、クラウド型の人事給与ソフトと給与計算のBPOを統合したサービスであり、顧客に特有の複雑な給与計算に柔軟に対応しつつ、業務の標準化を推進しています。
日本の労働人口が減少する中で、ペイロールは人事部門が戦略的な業務に集中できるよう、専門的なオペレーション業務をしっかりと支える役割を果たしていく考えです。