OKIによる特別支援学校向け合同遠隔社会見学の実施
11月1日、OKIグループの特例子会社であるOKIワークウェルは、全国の特別支援学校26校の27教室を結び、合同遠隔社会見学を実施しました。このイベントは、ITを駆使して社会見学を行うもので、354名の児童・生徒が参加し、過去最大の規模となりました。本企画は、移動が難しい子どもたちに対し、外に出ずとも社会を体験してもらうことを目的としています。これまで10回連続で行われているこの活動ですが、今回は過去最高の参加者数での開催となり、特別感が漂いました。
この記念すべき第10回目の見学では、香川県小豆郡小豆島町に位置する県立小豆島みんなの支援学校が発信校となり、道の駅「小豆島オリーブ公園」を訪れました。生徒たちは、オリーブ公園の概要やオリーブ記念館の説明を受け、その地域の歴史や文化に触れる機会を得ました。今回の見学において、各参加校の生徒たちから多くの質問があり、公園の担当者がそれに丁寧に答えるシーンも見受けられました。
合同遠隔社会見学の後半では、香川県立小豆島みんなの支援学校の生徒たちが参加校との交流会を開きました。交流会では、それぞれの学校で学んだことを発表したり、オリーブに関するクイズを出題するなどして、参加校との親睦を深めました。特に目を引いたのは、参加校からのオリーブの種を利用したマラカスやビーンバッグなどのユニークな工作物の紹介です。これにより、オリーブの物語が生徒たちの創造力に結びつき、楽しい時間を提供しました。
参加した生徒たちからは、次のような感想が寄せられました。
- - オリーブ公園には多くのオリーブがあることを知った。
- - こんなに多くの学校と繋がれたのは初めてだった!
このように、参加者たちは新しい発見や出会いを通じて喜びを感じた様子でした。
さらに、OKIワークウェルは、重度の障害を持つ方々の在宅勤務を推進しており、全国で81名の障がいを持つ社員が活躍しています。この経験を生かし、特別支援学校の生徒たちに対しては、遠隔社会見学だけでなく、遠隔職場実習や出前授業もを実施しています。これにより、障がいを持つ孩子たちに勤労観や職業観を育む素晴らしい機会を提供し続けていくことが、OWWの今後の目標となります。
この活動を通じて、子どもたちが社会とのつながりを感じることができるよう、引き続き積極的に取り組んでいく所存です。
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