老舗茶舗・祇園辻利の業務改革
京都の名茶舗である祇園辻利は、日本茶の販売とその文化の普及に長年貢献してきました。近年、さまざまな業界がデジタル化に取り組む中、祇園辻利もその波に乗り、クラウドシフト管理システム「らくしふ」を導入しました。これにより、シフト管理の効率化と組織運営の改善を目指しています。
導入の背景と課題
祇園辻利では、主に学生アルバイトが活躍する体制を敷いており、従来は紙やExcelでのシフト管理を行っていました。この方法では、希望シフトの収集からシフト作成までに約1週間がかかることが一般的で、多くのスタッフが流動的に働いているため、シフト調整は非常に複雑でした。
また、店舗間のヘルプ調整が個別の連絡に頼ることになり、何度もやり取りが必要となるため、調整コストが高いという問題も抱えていました。さらに、各店舗のシフトが個別に管理されていたため、本部がシフト状況を迅速に把握できず、適切な人員配置に影響を及ぼしていたのです。
「らくしふ」導入後の成果
「らくしふ」の導入後、LINEとの連携により、希望シフトの収集がスムーズになり、シフト作成や調整を一元化することができました。その結果、約1週間かかっていたシフト作成がわずか半日から2日で完了するようになり、店長の業務負担は大幅に軽減されました。
さらに、全店舗のシフト状況をリアルタイムで把握できるようになったため、欠員時の応援募集や店舗間のヘルプ調整が迅速に行われるようになりました。これまでは何度もやり取りが必要だった調整業務が格段に効率化され、必要な人員の最適な配置も実現しています。
店長の視野の拡大と組織文化の向上
本部と各店舗が連携できるようになったことは、労務管理や人員配置の精度を向上させただけでなく、店舗間の連帯感をも育みました。店長は他店舗の状況や課題に気づくことができ、マネジメント意識や視野も広がりつつあります。
株式会社祇園辻利の常務取締役三好正代氏は、「シフト管理の効率化にとどまらず、店舗間で互いに理解し合う文化が生まれてきた」と語っています。店長同士が互いを尊重し合う風土が育まれることで、組織の cohesion(結束)が強化されているのです。
今後の展望
「らくしふ」は、シフト管理だけでなく、組織の運営全般にわたる改革の一環です。祇園辻利は、今後もこのシステムを活用し、組織体制の更なる改善を目指しています。働く体験の質を高めることは、従業員満足度の向上にもつながり、結果的にはお客様へのサービス提供の質向上にも寄与することでしょう。
企業情報
株式会社祇園辻利は1860年に創業し、現在8店舗を展開。業界での地位を確立しつつ、時代に合った業務改善を果たしています。新たな取り組みを続けることで、これからも日本茶文化の担い手としての役割をさらに強化していくでしょう。
公式サイト:
祇園辻利