九州工業大学が新たな挑戦を発表
2026年5月14日、九州工業大学の戸畑キャンパスにて、宇宙背景放射を観測するための超小型衛星「VERTECS」が披露されました。この衛星は、国立大学法人九州工業大学が宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同で取り組んだプロジェクトの成果の一環です。
VERTECSの目的と機能
VERTECS(Visible Extragalactic background RadiaTion Exploration by CubeSat)は、6Uサイズ(約10cm×20cm×30cm)で、可視光観測用の望遠鏡を搭載しています。目的は、宇宙初期から現在にかけて放射された光、いわゆる「宇宙背景放射」を観測することです。これにより、天体形成の歴史や宇宙の進化に関する新たな知見を得ようとしています。
お披露目会の様子
お披露目会では、革新的宇宙利用実証センターの北村健太郎センター長からの挨拶がありました。その後、大学院工学研究院宇宙システム工学研究系の佐野圭助教がプロジェクトの概要を詳しく説明しました。参加者は、クリーンルーム内で実際の衛星本体を見ることができ、その技術的な素晴らしさに感動していました。
衛星の打上げ計画
VERTECSは、今後引き渡され、2026年6月10日にH3ロケット6号機で打上げられる予定です。この打上げは、30形態試験機とのことです。打ち上げが成功すれば、宇宙背景放射の詳細なデータを収集し、天文学や宇宙物理学における多くの謎を解明する手助けとなるでしょう。
プロジェクト詳細
本プロジェクトは、「産学官による輸送・超小型衛星ミッション拡充プログラム(JAXA-SMASH)」の一環として実施されています。JAXAの支援を受け、九州工業大学では、様々な研究者が一丸となって、この衛星の開発に取り組んできました。VERTECSは、宇宙探査の新たな可能性を切り開く存在として期待されています。
今後の活動
VERTECSを用いた観測は、宇宙の謎を解くための第一歩となるでしょう。その成果がどのような形で現れるのか、今後の進展に注目が集まります。宇宙に関心のある多くの人々にとって、VERTECSは夢を具現化したプロジェクトの一部であり、希望の象徴となるでしょう。
この宇宙探査プロジェクトが、理解を深め、新しい知見をもたらすことを期待しています。