イノベーション分野を加速させるオープンデータの公開
AOSデータ株式会社は、企業間データ売買マーケットプレイス「DataMart.jp」にイノベーション分野のオープンデータを公開しました。この取り組みは、同社の掲げる「Data to AI®」という理念に基づき、AIやDX時代におけるデータ活用を促進し、イノベーション分野の生産性向上を支援することを目的としています。
オープンデータが注目される背景
現代社会において、イノベーション分野におけるオープンデータの活用はますます重要となっています。データは単なる情報の集積ではなく、新たな価値創造、持続可能な成長、社会課題解決の推進力として認識されています。
オープンデータが注目される背景には、以下の要因が挙げられます。
デジタル化とデータドリブン経済の進展: デジタル化が進む現代社会では、データは貴重な資源として認識されています。オープンデータは、新製品開発、サービス開発、意思決定の迅速化を促し、企業や研究機関の競争優位性を築くための重要な要素となっています。
社会課題解決への寄与: 持続可能な社会の実現にはイノベーションが不可欠です。オープンデータは、気候変動、資源枯渇といったグローバルな課題解決に貢献する技術革新を促進します。環境データやエネルギー消費データなどの公開により、企業や研究機関はデータに基づいた持続可能なイノベーションを推進できます。
経済成長と競争力の強化: オープンデータは、スタートアップ企業や中小企業のデジタル変革を支援します。市場データ、消費者動向、競争環境データなどの公開により、これらの企業は市場ニーズに合致した製品開発やビジネスモデル構築が可能になります。
公共の透明性と市民の信頼向上: オープンデータは、政府が市民に情報を公開し、透明性を確保するための重要な手段です。イノベーション政策や技術開発支援策がデータとして公開されることで、市民は政府の方針や進捗状況を確認しやすくなります。さらに、市民がデータに基づいて政策に対して意見を述べたり、提案を行う機会が増え、民主的な政策立案が促進されます。
イノベーションデータの重要性
イノベーション分野におけるオープンデータは、企業や研究機関、政府、さらには市民がデータを活用して新たな価値を創造するための基盤です。特許データ、研究開発データ、人材データ、市場分析データ、環境データなど、幅広い分野でデータが提供され、持続可能な成長や社会課題解決に貢献しています。
AOSデータ社の取り組み
AOSデータ社は、「Data to AI®」というキャッチフレーズを掲げ、AI・DX時代のAI&データドリブン経営のためのデータワンストップサービスを展開しています。同社は、データのライフサイクル全体を管理するソリューションを提供し、データ資産の価値向上を目指しています。
「aipapyrus.com」: 紙などのアナログ情報をデジタル化するプラットフォーム
「idx.jp」: 企業内のデータを安全に共有・集積するプラットフォーム
「data119.jp」: 損失したデータを復旧するデータリカバリーセンター
「aidata.jp」: データ活用のためのAIデータ加工センター(データアノテーションサービス)
「DataMart.jp」は、データのライフサイクルの次に位置付けられる、企業間のデータ売買マーケットプレイスであり、企業データを資産として売買できるDXを推進します。
DataMart.jpの技術
DataMart.jpは、AOSグループのリーガルテック技術、クラウドバックアップ技術、データ管理技術、VDR技術を融合して開発されました。これにより、安全なデータのやりとり、共有、保管システムを基盤とするインテリジェントなDXソリューション「IDX」を支えるソリューションとなっています。
イノベーションデータプロバイダーの募集
DataMart.jpは、質の高いイノベーションデータを提供していただけるデータプロバイダーを広く募集しています。データを通じて新たな価値を創造し、イノベーション分野の未来を共に築いていくパートナーとして、ご協力いただける皆様との提携を希望しています。
AOSデータ株式会社について
AOSデータ株式会社は、データ管理技術で知的財産を守る活動を続けており、企業8000社以上、国内会員90万人を超えるお客様のデータをクラウドにお預かりするクラウドデータ事業、20年に渡り100万人以上のお客様の無くしてしまったデータを復旧してきたデータ復旧事業、1,300万人以上のお客様のデータ移行を支援してきたシステムデータ事業で数多くの実績を上げてきました。データ移行、データバックアップ、データ復旧、データ消去など、データのライフサイクルに合わせたデータアセットマネジメント事業を展開し、BCNアワードのシステムメンテナンスソフト部門では、15年連続販売本数1位を獲得しています。
捜査機関、弁護士事務所、大手企業に対して、証拠データのフォレンジック調査や証拠開示のEデイスカバリサービスで数多くの事件の解決をサポートした技術が評価され、経済産業大臣賞を受けたグループ企業のリーガルテック社のリーガルデータ事業を統合し、今後一層、データコンプライアンス、AI・DXデータを含めた「データアセットマネジメント」ソリューションを通して、お客様のデータ資産を総合的に守り、活用できるようにご支援することで、社会に貢献いたします。
また、防衛省の若手隊員の登用・育成を促進し、防衛省の優秀な人材確保・育成に寄与することを目的として作られた若年定年制度を支援し、先端技術のエンジンニアキャリアが活かされる産官連携で日本社会に貢献します。