新養殖施設の建設とベニザケ事業の展望
岡山理科大学、NTT東日本グループ、そして福島県内でスーパーマーケットを展開する株式会社「いちい」が、協力して進行中のベニザケの陸上養殖事業が、いよいよ本格的なステージに突入します。福島県浪江町に新設が計画されている養殖施設が間もなく着工される見通しです。
施設の概要と規模
新たな養殖施設の建設地は浪江町西部の津島地区。規模は約8,000平方メートルの土地におよび、養殖場として約1,000平方メートルの広さを持つ施設と管理棟、そしてポンプを稼働させる太陽光発電設備が建設される予定です。特に注目すべきは、現在いちいの本社にある20トン水槽よりも8倍以上の規模を持つ新設水槽の導入で、これにより本格的な養殖事業のスタートが期待されています。
この養殖施設は、今年中に完成し、その後、卵から育てたベニザケが2年後に出荷される計画です。この取り組みは、国からの自立・帰還支援雇用創出企業立地補助金に採択されており、地域の活性化にも寄与することが見込まれています。
共同プロジェクトの意義
岡山理科大学は、専門的な技術と科学的な知見を基に、NTT東日本グループと連携し、養殖事業の施工及び支援を行います。このコラボレーションにより、持続可能な養殖方法の確立が期待されています。特に、好適環境水を使用することで、ベニザケの成長を促進させるとともに、養殖事業の効率化を図ることが狙いです。
最新の試験販売
2023年7月には、試験販売が実施され、養殖したベニザケが披露されました。その結果、店頭に並んだ寿司の盛り合わせとして評判を得ており、この取り組みが消費者の関心を集めています。いちいの本社では、現在約1,500匹のベニザケが養殖されていて、今年の冬以降には出荷予定です。
このような事業が進められることで、地域産業の振興にも繋がるでしょう。地域住民の雇用機会の創出や持続可能な生産方法の確立は、小規模ながらも大きな期待を寄せられています。これからの動向に注目です。
まとめ
岡山理科大学、NTT東日本、いちいの三者協力による新たな養殖事業は、今後の地域創生に向けた船出となるでしょう。2025年の本格稼働を見据え、養殖業の発展が地域にもたらす影響に期待が高まります。今後もこのプロジェクトの進展を、注意深く見守っていきたいと思います。
詳細は
岡山理科大学の公式サイトをご覧ください。