綾町イオンの森で育樹イベントを実施
宮崎県東諸県郡に位置する綾町では、11月22日(土)に「綾町イオンの森」にて育樹イベントが開催されます。このイベントは、町長の松本俊二氏の指導のもと、公益財団法人イオン環境財団との協力により実施されるものです。
綾町は日本最大級の照葉樹林を有し、2012年にはユネスコエコパークに登録されています。この地域の自然環境を守るための取り組みとして、2013年から3年間にわたり、町立綾中学校の建設に伴って伐採された跡地の植樹などが行われました。その後、2017年からは、日本ユネスコエコパークネットワークとの提携を通じてこれまでに累計2万本の植樹が実施されています。さらに、2022年からは「綾町イオンの森」の利活用を追求し、育樹と併せて環境教育にも力を入れています。
2024年には「綾町イオンの森」と「割付地区の日向夏畑」が環境省により自然共生サイトとして認定され、OECDの国際データベースにも登録されることとなりました。この新たな認定により、綾町とイオン環境財団は連携協定を結び、環境活動を積極的に推進していく方針です。
今年も参加者として300名のボランティアが集まり、育樹活動はもちろんのこと、ビオトープ観察会や昆虫の住処となるバグズハウスの製作なども行われます。これらの活動は生物多様性を保全するための重要な取り組みとして位置付けられています。
また、環境教育としては、綾町体育館や綾町武道館を利用して、草木染め体験やビオトープ観察など、親子で楽しめるアクティビティも用意されています。これにより次世代を担う子どもたちに、自然環境の大切さを伝えていく狙いがあります。
【育樹イベントの詳細】
- - 日時:2025年11月22日(土)10:00~15:30(雨天決行・荒天中止)
- - 場所:綾町イオンの森(綾町大字北俣2027番地1)
- - 内容:間伐、枝打ち、下草刈りなど
【環境教育】
- - 場所:綾町体育館・綾町武道館(綾町南俣442)
- - 内容:草木染体験、ビオトープ観察、バグズハウス製作
- - 参加者:300名
この取り組みを通じて、綾町とイオン環境財団は、次代の子どもたちに豊かな自然を引き継ぐことを目指し、今後も様々な環境活動に積極的に取り組んでいく予定です。地域の環境を守るために参加することは、私たちにとって未来への大切な一歩となるでしょう。