2025年バステクフォーラムで注目集めたBYDの電気バス

2025年バステクフォーラムでのBYD電気バスの魅力

2025年5月23日、神戸総合運動公園の特設会場で開催された「2025年バステクフォーラム」において、BYD（比亜迪）は注目の大型電気バス「K8」と中型電気バス「J7」を初めて展示しました。このイベントは、バス事業者や自動車関連企業が集うB to Bイベントとして、高い関心を集めています。

BYDの実績と出展製品

BYDは日本国内で約400台の電気バスを納車し、電気バス市場では約7割のシェアを有しています。今回のフォーラムでは「J7」と「K8」の2台が出展され、来場者はその性能や魅力を実際に体感することができました。

中型電気バス「J7」について

「J7」は、日本の城都圏に最適な専用設計の中型路線バスです。車両のサイズは、長さ8,990mm、幅2,300mm、高さ3,205mm、ホイールベース4,400mmで、乗車定員は都市型で58人、郊外型で54人です。バッテリー容量は216kWhのリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを搭載し、航続距離は約200km、充電時間は約3時間です。

大型電気バス「K8」の特長

一方、「K8」は大都市圏の輸送需要に対応した大型バスで、サイズは長さ10,500mm、幅2,495mm、高さ3,270mmです。このバスは314kWhのバッテリーを搭載し、約240kmの航続距離を誇ります。乗車定員は都市型で80人、郊外型で76人、充電には約3.5時間を要します。

試乗体験の人気

展示と同時に行われた試乗イベントでは、「K8」は特に人気を集め、全試乗枠が完売するほどの反響がありました。運転体験を通じて、参加したバス事業者から高い評価を受け、その優れた性能を実感していただけました。

フォーラムの意義

バステクフォーラムは、国内外のバス業界関係者が集まり、最新の技術や情報をひとつの場所で探求する貴重な機会です。各社が自社の製品を披露し、意見交換を行うことで、電動化に向けたコミュニティが形成されています。BYDの参加により、電気バスの導入促進と未来の交通システムの構築に寄与することが期待されます。

まとめ

BYDの大型電気バス「K8」と中型電気バス「J7」は、国内電気バス市場での革新を象徴しており、持続可能な公共交通の未来を切り開く一助となることでしょう。今後も環境にやさしい交通手段の重要性が増す中、これらの電気バスの普及が進むことが期待されます。これからのイベントでも、さらなる進展が見込まれるBYDの新たな取り組みに注目です。