ホワイトの独走人気
2013-03-27 13:00:05
ホワイトが不動の人気!世界の自動車色ランキングを発表
ホワイトが世界の自動車色ランキングでトップを維持
デュポン パフォーマンス コーティングス合同会社が発表した2023年版世界自動車人気色調査報告書によると、ホワイト/ホワイトパールが再び人気ナンバーワンの座を守っています。この調査は創業から60年を迎えたデュポンの、最も長い歴史と最大の規模を誇る報告書であり、全世界の自動車の色に関する貴重なデータを提供しています。
世界全体の人気色 トップ3
1. ホワイト/ホワイトパール - 世界市場全体でのシェアは23%。
2. ブラック/ブラックエフェクト - 中国では最も好まれる自動車色で、世界全体では21%のシェアを持つ。
3. シルバー - シェアは18%で、昨年の22%からは4ポイント減。
ホワイトの人気は、ヨーロッパにおいて2012年から1位を保持しており、北米やアジアでも同様の傾向が見られます。特に、全車種での高い需要が示されており、トラック部門での伝統的な人気が続く中、高級車部門でもホワイトが受け入れられるようになっています。
ホワイトの進化と現状
デュポンのカラーマーケティング担当マネージャー、ナンシー・ロックハート氏は、「ホワイト系トリコート」は多様な車種に必要とされ、高い品質と価値を提供すると語っています。また、ブライトホワイトが近年好まれる傾向にあることも触れています。ホワイトの進んだ進化は、パール系の色調が与えた影響に起因しています。
ブラックとシルバーの動向
ブラック/ブラックエフェクトは、中国で最も人気のある色であり、世界全体では第2位に位置しています。しかし、シルバーの落ち込みが顕著で、特に市場での需要が減少しています。ロックハート氏は、シルバーの人気がデジタル時代にピークに達したことを振り返り、現在の経済安定期における高級車の購買増加に期待を寄せています。
アジア太平洋地域の傾向
アジア太平洋地域に目を向けると、ホワイトがその人気を確固たるものにし、日本と韓国でも圧倒的なシェアを誇っています。
- 日本: ホワイトの市場占有率は2011年の26%から27%に上昇し、ブラックが続く形。
- 韓国: ホワイトは2011年から3%増加し、28%に達しています。
- 中国: ブラックが24%で人気1位を獲得し、シルバーが20%、ホワイトが19%で続く。
- インド: シルバーが28%の市場占有率を持ち、ホワイトが27%で2位。
日本においては、小型車部門でナチュラル色やアース調の色が使われ、エコトレンドが根強いことが影響しています。デュポンの大村久三子氏は、今後さらにこの傾向が強まることを示唆しています。
結論
デュポンの60周年を記念するこの調査は、自動車業界の動向を反映した貴重な資料です。ホワイトが世界中で好まれる理由は、見た目以外にも実直さや清潔感が関係しています。最初の色選びが、そのまま購入に結びつくことも大いに考えられるでしょう。今後、その人気はどのように変わっていくのか、引き続き注目していきたいものです。
会社情報
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アクサルタ コーティング システムズ合同会社
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