株式会社AnyWhereは、コワーキングスペースやインキュベーション施設向けの顧客関係管理システム「TeamPlace.CRM」の提供を開始した。
同社は、ワークプレイスプラットフォーム「TeamPlace」を運営しており、全国750ヶ所以上の有人管理のワークプレイスと連携している。これまで、運営に関する様々な声を収集し、その知見を活かして「TeamPlace.CRM」を開発した。
「TeamPlace.CRM」は、会員管理、タスク管理、コメント管理、QRコードを活用した入退館管理、決済など、施設運営をデジタル化する機能を提供する。これにより、業務効率化を実現し、会員とのコミュニケーションを可視化することで、施設やコミュニティでのコミュニケーションの価値向上を図る。
「TeamPlace.CRM」は、会員とのコミュニケーションやタスクをカード形式で管理することで、やり取りや運営タスクを可視化し、チェック作業などの業務効率化を推進する。また、進捗状況のKPI管理で、施設運営における良質なコミュニケーションマネジメントの実現を支援する。
さらに、会員の基本情報から価値観、求めているつながりなどの情報管理、会員プランの生成、QRコードを活用したメンバー登録、施設への簡単チェックイン・チェックアウトなどが可能になる。
「TeamPlace.CRM」は、ワークプレイスのコトの見える化を活性化するために、プロジェクトや募集、イベント掲載機能、プロフィールページの印刷機能なども備えている。これらの機能を合わせて活用することで、情報の可視化、価値化を強化する。
同社は、「TeamPlace.CRM」を通じて、システムに任せられる部分の業務効率化を図り、会員とのコミュニケーションを場の価値に変えていくことを目指している。利用者や運営者に寄り添ったコミュニケーションをより多くの方と実践し、豊かな場の運営をサポートしていくとしている。
「TeamPlace.CRM」は、AnyWhereの連携する170ヶ所以上の仕事場のパスポート「AnyWhereパス」やデジタルノマド向けパス「Nippon Nomad CoWorking Pass」とも連携しており、パスに参画することで、認知拡大や新たな利用者を獲得することができる。