環境問題を学ぶ
2024-08-07 17:03:37

近江八幡市で子どもたちが学ぶ環境問題の重要性

近江八幡市で子どもたちが環境問題を学ぶ



今年の8月3日、滋賀県の近江八幡市にある沖島で、「環境研修会2024」が開催されました。このイベントは、近江八幡市子ども会育成者連合会が主催し、株式会社日吉が協賛して行われました。子どもたちが環境問題に対する理解を深めることを目的に、10年以上続いている活動です。

環境教育の一環としての実験



今回の研修会では、特にマイクロプラスチックと外来種についての講義が行われました。子供たちは、砂の中に混ぜられたマイクロプラスチックを見つけるという実験に参加し、班ごとにどれだけのプラスチックを発見できるかを競いました。この実験は、誤った方法で捨てられたプラスチックがどれほど難しく取り除くことができるかを体感するためのものでした。

子どもたちはその難しさに直面しましたが、一生懸命取り組んでいました。見つけたプラスチックの数を数え、仲間とともに喜びや悔しさを分かち合う姿が印象的でした。

地引網漁体験での気づき



研修の後半では、地引網漁にも挑戦しました。みんなで力を合わせて網を引くと、一度に多くの魚が捕れ、その中には琵琶湖に生息するさまざまな種類の魚がいました。子どもたちは興味を持ち、捕れた魚に質問をしながら、在来種を確認しては昆虫のように逃がしていました。

中には全長50cmを超えるブラックバスや、重量5kgの鯉もあり、子どもたちの目はキラキラと輝いていました。しかし、捕れた魚の90%以上が外来種であることを知ると、驚きの声が上がり、琵琶湖の生態系についての理解が深まりました。「琵琶湖の魚は外来種ばかりになっているの?」という声が聞こえたことからも、子どもたちの驚きや危機感が伝わってきます。

美味しい沖島弁当と共に



昼食は、沖島の漁協婦人部「湖島婦貴の会」が手がけた沖島弁当でした。琵琶湖でとれた魚の天ぷらや、自家栽培の野菜の天ぷらなどが並び、どれも子供たちにとっては新しい体験でした。おいしさに感激し、みんな完食した様子が印象的でした。

環境問題を考える貴重な機会



研修会を通じて、子どもたちは「ポイ捨てをしない」や「ペットを捨てない」など、自分たちが今できる行動について考える時間を持ちました。「自分もできる!」という意気込みに満ちた声が飛び交い、活動を通じての気づきが多かったようです。暑さの中、疲れを見せながらも笑顔で頑張る子どもたちの姿が印象的でした。

こうした取り組みは、環境問題を改善するためのまず一歩となり、将来を担う子どもたちが今日学んだことを今後の生活に生かせることを願っています。この研修会は、環境問題に対する意識を高め、自分たちにできる具体的な行動を促す貴重な機会となりました。

開催概要


  • - 日時: 令和6年8月3日(土)
  • - 会場: 滋賀県近江八幡市・沖島
  • - 主催: 近江八幡市子ども会育成者連合会
  • - 協賛: 株式会社日吉


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