最近のアンケート結果から、物価高が日本のママたちの家計にどれほど影響を及ぼしているかが浮き彫りになりました。株式会社インタースペースが運営する「ママスタセレクト」では、1,500人以上のママたちに対して「今、一番家計で苦しめられているものは何ですか?」という質問を投げかけました。その結果、最も多くのママが頭を悩ませているのは「食費」で、44.9%の方がこの項目を選びました。
食費の負担が増加している背景には、育ち盛りの子どもがいる家庭の存在が大きいようです。具体的には、「育ち盛りの子どもがいて、常に何かを食べている」といった声や、「子どもが5人で部活をしているため、食費が膨大」といった意見が寄せられています。また、子どもに健康的な食事を与えたいと思うママたちの思いも、家計を圧迫する要因となっているようです。
続いて、家計の負担を感じる理由として多くあがったのは「家賃や住宅ローン」で、26.6%の回答がありました。これらは固定費であるため、長期的に見ると大きな負担になります。「月8万円の家賃は辛いが、引越しにかかるコストがない」といった現実的な声が確認されました。このように、住宅関連の支出が家計を厳しくする根本的な要因であることがわかります。
さらに、子どもにかかる費用は18.2%と大きな割合を占めています。衣服やオムツ、ミルク代など、子育てに必要な支出は多岐にわたります。「大学教育に加え、下宿先への仕送りも必要」といった声が寄せられています。家庭の状況や子どもの年齢に応じた費用がかかるため、特に家計に余裕のない家庭にとっては頭の痛い問題と言えます。
最後になったのは‘水道光熱費’で、10.2%の回答がありました。エアコンや暖房の季節にはこれらの費用も増えるため、「子どもが成長して一人部屋を使用するようになり、電気代が増えた」といった意見が見受けられました。これは家庭での生活スタイルが変化することによる自然な支出の増加と言えるでしょう。
このアンケート結果からは、ただ日々の支出を見直せば良いというわけではなく、より多角的に家計の再検討が必要であることがわかります。例えば、地域の情報サービスや公的な支援を活用することで、生活コストを削減するヒントに繋がるかもしれません。今後とも、困難な地域生活を支えるための取り組みが重要になるでしょう。
アンケートの実施期間は2024年の11月23日から24日までの2日間で、476人の母親から回答を受けました。ママスタは月間9.6億PVを誇る日本最大級のママ向け情報サイトであり、今後もママたちの悩みに寄り添い、役立つ情報発信をしていく方針です。