転職市場に革新！上司を選べる新たなプラットフォーム「DEFASTA」登場

上司を選べる転職プラットフォーム「DEFASTA」の誕生

2021年8月25日、Right Brothers株式会社が「DEFASTA（デファスタ）」という新たな転職プラットフォームを発表しました。このサービスは、求職者がただ「どこで働くか」ではなく「誰と働くか」を選択できるという新たなコンセプトを持っています。人材業界に新風を吹き込むDEFASTAの特徴について、お伝えします。

DEFASTAの特徴

DEFASTAは、求職者が配属予定の部署や上司を選ぶことができる、これまでにない転職サービスです。求人情報の詳細を把握できるよう、各企業の求人ページには、社長や人事担当者による紹介動画や各部署の管理職による情報を映像で提供します。このように、求職者は自分の将来の上司となる社員を動画で確認し、直接的なオファーを行うことが可能となります。これにより、企業も従来の人事部門だけでなく、各部署の管理職から求職者へオファーを出せる新しい仕組みが整えられています。

本サービスでは、中間エージェントを排除し、企業と求職者の間で直接コミュニケーションが取れるよう設計されています。求職者が望む部署や上司に直接アプローチできることで、ミスマッチが少ない転職活動をサポートします。この仕組みは、特に日本の採用市場で多くの課題を抱える企業にとって、大きな利点となります。

高額な採用コスト問題の解決

日本では、採用コストが国外の平均と比べて約5倍も高いとされています。例えば、年収600万円の人材を1人雇うには、企業が負担するコストは平均約150万円にも上ります。しかし、DEFASTAはこの常識を打破し、成功報酬を30万円（税別）に設定。この画期的な手法によって、特に創業まもないベンチャー企業も優秀な人材を採用しやすくなるでしょう。

エージェントの弊害の排除

また、従来のエージェントシステムには多くの問題が存在します。エージェントは契約先企業のみを優先的に紹介するため、求職者と企業の真のニーズに基づいたマッチングが難しいのが実情です。さらに、エージェントの多くは営業成績に追われ、スカウトメールの乱発が問題視されています。これに対し、DEFASTAではスカウト機能をプロ野球のドラフトのように重要視し、本来のスカウトの価値を再定義しています。

上司ガチャの解消

最後に、日本の転職市場では「上司ガチャ」という言葉が指摘されることもあります。運任せで上司が決められるこのシステムは、多くの社会人にとって持ち運の要因となっています。DEFASTAでは、これを解消するために求職者が希望する上司を選べる仕組みを導入しました。人にはそれぞれ異なる価値観があるため、理想の上司との出会いは、転職において非常に重要です。