紙の本の魅力
2025-10-14 13:16:26

短編映画『それでも紙の本が好き』が届ける本の魅力と体験

短編映画『それでも紙の本が好き』が持つ、深いメッセージ



2025年10月3日、東京都新宿区の出版社である株式会社英智舎が、短編映画『それでも紙の本が好き』の完成を発表しました。この作品は、紙の本が持つ魅力を再認識させてくれる内容となっており、上映会には出演者の蓬莱舞さんと佐々木しほさんが登壇し、観客と共に作品の魅力を語りました。

映画のストーリー



『それでも紙の本が好き』は、昭和の情景が色濃く残る家に暮らす出版社の千紗子(佐々木しほ)が、新刊の束と共に新たなページを切り開くところから始まります。彼女の娘、葵(蓬莱舞)は、刷りたての本の香りを感じ取りながら、その瞬間を楽しみます。この物語は、ただの読書ではなく、本がもたらすリアルな体験に焦点を当て、私たちが本を通じてどのような感情や体験を得ているのかを考えさせます。

観客が映画を観終わった後には、本への愛着が再燃し、紙の本を抱きしめたくなるような感覚を呼び起こします。

上映会の様子



上映後には、上村雅代監督が司会を務め、蓬莱舞さんと佐々木しほさんによるクロストークが行われました。

最初に、上村監督が「作品を観ての感想は?」と尋ねると、蓬莱さんが「一人語りのシーンも多く、AIとの対話のバランスを考えながら演じました」と返答しました。また、幸せについて尋ねると、佐々木さんは「大好きな映画を見る時が幸せ」と回答し、作品を通じての感動を語りました。

さらに「本は紙派ですか?それとも電子派ですか?」という質問には、二人とも“紙派”であることが判明し、紙の本の感触を大事にしている気持ちを共有しました。電子書籍の便利さを認める一方、特別な本は紙で残しておきたいと語る姿には、共感の念が漂いました。

この映画が伝えるメッセージ



最後には、この作品をどんな人に見てほしいかという質問に対し、佐々木さんは「普段電子書籍を読む人に、この作品を観てもらいたい」と述べ、蓬莱さんは「働きすぎやAI疲れを感じている人にこそオススメしたい」と語りました。この映画が、観客にとって紙の本と再び触れ合うきっかけとなることを願っている様子は、非常に印象的でした。

今後の展開



『それでも紙の本が好き』は、今後一般公開を目指しており、英智舎の公式Xから上映情報が随時発信される予定です。また、出演者からの特別コメントや上映会の詳しい様子については、エンタメメディア「POETRY ON」にて公開されます。興味のある方はぜひチェックしてみてください。

この短編映画は、ただの観賞だけでなく、私たちが本とともに歩んできた時間や想いを振り返るきっかけとなるでしょう。ぜひ、映画を通じて紙の本の魅力を再発見してみてはいかがでしょうか。

会社情報

会社名
株式会社英智舎
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電話番号

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