油そば専門店「ぶらぶら」2024年は業績好調で全店舗黒字達成

油そば専門店「ぶらぶら」の快進撃

神奈川県に本社を置く「株式会社高関食品」が運営する油そば専門店「ぶらぶら」は、2024年度の業績が好調であることを発表しました。特に目を引くのは、直営全店舗が黒字を達成している点で、前年対比での売上も113%を記録しました。坪月商80万円を超える店舗も出ており、その成長の背景にはどのような要因があるのでしょうか。

2024年の業績目標

まず、ぶらぶらが2024年に示した業績のハイライトには、直営全店舗の黒字達成、前年対比の売上113%、さらには坪月商80万円を超える店舗が登場していることが含まれます。特に渋谷道玄坂店や横浜本店の成長が顕著で、それぞれ88万円、76万円に達しています。これらの数字は、地域特性に応じた適切な戦略の成果です。

成功の理由

1. 価格改定の成功
　近年の経済状況に応じて、適正価格を設定し、収益性を向上させました。お手頃な価格に加えて、特盛りまで追加料金がないため、顧客から支持を得ています。

2. 地域ごとのプロモーション
ぶらぶらでは各店舗のエリア特性に合わせたプロモーション戦略を採用。これにより、集客が促進され、各店舗の売上が増加しました。

3. 新商品の投入
　新たに激辛メニュー「黄金唐辛子油そば」やボリューム満点の「GIGAマックス油そば」といったメニューを投入し、流行を捉えたアップデートを行いました。これらのメニューは、SNSマーケティングを通じて広まり、多くの顧客を集めています。

4. SNSマーケティングの強化
特にInstagramやTikTokを利用したマーケティング戦略が功を奏し、認知度の向上に成功しました。インバウンド向けの施策や観光客を意識したアプローチも進めています。

今後の展開

ぶらぶらは受けた好調な業績を受け、さらなる成長戦略を発表しました。今後は関東を中心にフランチャイズ店舗の募集を強化し、新規店舗の開業を推進します。また、高収益モデルの確立を目指し、直営店の出店も積極的に行う方針です。2024年10月には新たに「油そば専門店ぶらぶら大船駅前店」がオープン予定です。

地域に愛される理由

ぶらぶらが長年にわたって愛され続ける理由は、油そばそのものの美味しさに加えて、価格設定の良さや店舗の雰囲気にあります。特製のタレと高級小麦を使用した特注の麺は、油っこさを感じさせず、どんな人にも楽しんでもらえる味に仕上げられています。また、顧客が自分好みにアレンジできるトッピングの豊富さも人気の秘訣です。

店内は日本の伝統的な「祭」をテーマにしたデザインとなっており、家族連れで訪れるお客様にも楽しんでもらえるような空間が広がっています。