熊本の名物『からし蓮根』を未来へ
1956年に創業した髙見商店は、熊本県八代市で約70年間、「からし蓮根」を製造し続けてきました。県内最大手のこの企業は、文化庁が認定する「100年フード」に選ばれた郷土料理の象徴です。しかし、2020年に新たに建設された工場が令和8年熊本地震に見舞われ、復興の道を模索しています。
被害の状況
新工場の設立は、聡一郎専務が三代目としての決意を新たにした結果でした。数億円の融資を受け、製造体制を強化した矢先の地震による被害は甚大でした。特に、浄化槽や大型冷凍機、自動包装機といった重要な設備が損傷し、操業が約一週間停止。お盆前という重要な需要期に、約300万円の売上を失う痛手を被りました。
復興のためのクラウドファンディング
この困難な状況を打開するため、髙見商店はクラウドファンディングを開始しました。「食べて応援」プロジェクトでは、支援金を浄化槽の修理や製造設備の再構築、雇用維持に活用することを予定しています。目標額は800万円で、リターンとして熊本県産の蓮根を使った「からし蓮根」や「れんこんチップス」が提供されます。さらに、工場見学やからし蓮根づくり体験も用意されており、訪問者が直接支援できる仕組みとなっています。
聡一郎専務の想い
聡一郎専務は「熊本のからし蓮根を自分たちの代で終わらせたくない」と語り、復興を通じて熊本の食文化を次世代に引き継ぐことに強い意欲を示しています。「今は大きなピンチですが、全国の方々に熊本のからし蓮根を知ってもらうチャンスでもある」と、前向きに捉えています。彼の情熱と仲間たちの支えを背景に、髙見商店は新たな挑戦を続けています。
今後の展望
熊本の食文化を守るために、髙見商店は今後も多くの支援を必要としています。地震からの復興が進む中で、地域全体の絆を再確認するチャンスでもあります。このプロジェクトを通じて、多くの人々に熊本 の美味しさを届け、地域の再生を目指します。
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