職場のLGBTQ+インクルージョンを進化させるためのウェビナー
近年、職場でのLGBTQI+(性的マイノリティの総称)への差別が問題視される中、ランスタッド株式会社が主催するウェビナー「オランダ企業と考える LGBTQ+インクルージョン研修」が開催されます。これは、オランダ王国大使館やオランダ商工会議所、エヌエヌ生命保険と共同で行い、すべての人が自分らしく働ける職場の実現を目指します。
セッション内容と目的
ウェビナーでは、認定NPO法人虹色ダイバーシティの理事である有田伸也氏が登壇し、LGBTQ+に関する基礎知識や職場での具体的な課題、解決策について説明します。特に、日本のLGBTQI+労働者が直面する実情をデータをもとに示しながら、どのように差別をなくすためのアクションを起こすべきかが詳しく語られます。
ランスタッドの調査によれば、日本のLGBTQI+労働者の34%が職場で差別に遭っているとの結果が出ており、特にZ世代ではこの割合が46%に達するという深刻な状況も報告されています。これにより、職場の居心地の悪さから仕事を辞める人も多く、企業としての人材確保が難しくなる可能性もあるため、多様性を尊重する環境作りは急務です。
日本企業の課題
さらに興味深いのは、日本企業がEDI&B(Equity, Diversity, Inclusion & Belonging)の重要性を理解していても、実行に移す一歩を踏み出せないという現実です。ウェビナーでは、参加者のニーズに応え、具体的なアクションステップをわかりやすく伝えることを重視しています。特に「アライ」や支援者として何ができるかを知りたいという声にも応える内容です。
オランダとの共創
このウェビナーはオランダ企業によるラウンドテーブルから派生し、働き方の先進国オランダがEDIBの重要性を日本に広めることを目指しています。2023年4月から始まったラウンドテーブルを通じて、さまざまな企業と約200名が意見交換を行いました。そして、今回のウェビナーはその活動の一環として、さらに多くの企業や個人がLGBTQ+に対する理解を深める機会となります。
イベント詳細
ウェビナーに参加することで、皆さんも職場のインクルージョンを変革する一歩を踏み出すことができます。以下の詳細を確認の上、ぜひご参加ください。
- - 日時: 2025年10月21日(火)12:00~13:00
- - 参加費: 無料
- - お申し込み: こちらのリンクから
- - 締め切り: 10月17日(金)17:00
講師や登壇者には多彩な顔ぶれが揃い、LGBTQ+に関するの意識向上だけでなく、具体的なアクションにつながる貴重な情報を得る絶好の機会です。
この場を通じて、すべての人が自分を大切に思いながら、職場でその能力を最大限に発揮するためのヒントを学びましょう。