デルタ、車載用ワイヤレス充電モジュールの新たな進展
デルタグループは、2023年7月15日に車載向けワイヤレス充電モジュールの開発プロセスが、第三者認証機関であるTÜV NORD TaiwanからASPICE CL2(Capability Level 2)評価を取得したことを発表しました。この評価の達成を祝うセレモニーも開催され、デルタの技術力と品質管理体制が改めて注目されています。
ASPICE CL2とは?
ASPICE(Automotive SPICE)は、自動車用電子機器やシステムソフトウェアの開発プロセスを評価するための国際的基準です。CL2は、企業が確立した開発プロセスが測定可能であり、管理された改善が進められていることを示しています。デルタのこの評価取得は、世界的な自動車メーカーの厳しい要求に応える能力を保持していることを裏付けています。
評価の重要性と今後の展望
セレモニーでは、TÜV NORD Taiwan工業サービス部副総経理の黄嬿曲氏が「成熟した製品開発プロセスは、企業の競争力を高める重要な基盤である」と述べました。また、デルタの副総経理、鄭謝雄氏は、テクノロジーの進化の中での安全基準やソフトウェアの複雑性が増していることに言及し、この評価がデルタの品質管理体制の強固さを示していると語りました。今後も同社は高品質なソリューションを提供し、開発リスクの低減や市場投入の迅速化に寄与するとしています。
新たなワイヤレス充電モジュールの概要
デルタは、最新のQi2.2 MPP規格に対応した車載用ワイヤレス充電モジュールを提供しています。この製品は、ガソリン車や電気自動車に対応しており、最大25Wの充電出力が可能です。短時間でスマートフォンを充電できる機能は、従来の充電速度の遅さや過熱による充電中断の問題を解決します。また、マグネット位置合わせ技術によって走行中の振動による影響を抑え、充電効率の向上に貢献しています。
装備されたNFC機能により、スマートフォンを使ったデジタルキー機能も実現しています。さらに、金属異物の検知機能やカード保護機能を備えることで、走行中の安全性も確保されています。これらの技術革新により、デルタは自動車産業の変革期においてもリーダーシップを発揮し、ユーザーに信頼性の高いワイヤレス充電ソリューションを提供し続けることを目指しています。
会社概要:デルタグループ
デルタグループは、1971年に台湾で設立され、現在では世界中に拠点を持つ有力なスイッチング電源及び冷却ファンのメーカーです。多岐にわたる製品ラインをもち、パワーマネジメントから再生可能エネルギーソリューションに至るまで、幅広いニーズに応えています。その技術革新や企業のサステナビリティへの取り組みは、数多くの国際的な賞を受賞しており、業界内での地位を確立しています。
今回はデルタの先進的な技術により、車載市場での新しい挑戦が進んでいます。今後、その市場でのさらなる成長が期待されることでしょう。