灘酒研究会が生んだ新しい宝 "大関灘の生一本"
灘地域の日本酒の魅力をさらなる高みに引き上げるべく、2025年9月5日に発売される「大関灘の生一本(2025灘酒研究会)」の特別純米酒が注目を集めています。これは灘酒研究会の統一ブランド商品として、兵庫県内の酒造技術者が結集してきた成果であり、日本の酒文化を体現した一品です。
「灘の生一本」シリーズについて
「灘の生一本」は、灘酒研究会によって誕生した特別な日本酒で、灘五郷と周辺の日本酒の製造技術を結集したものです。2011年から販売がスタートし、毎年のように多くの酒愛好者から支持を受けています。このシリーズは原料に厳選された兵庫県産の米のみを使用しており、それぞれの酒蔵の特徴を生かした純米酒が醸造されます。
今年度は、沢の鶴、剣菱、白鶴、櫻正宗、浜福鶴、白鹿、そして大関の7つの蔵元が参加。これにより、各社の風味を比較し、楽しむことができる機会が提供されます。また、ラベルに表示される酒質表現は、酒質審査によって認められたものであり、品質の保証にもなっています。
さらに、環境に配慮したエコロジーボトルの採用は、持続可能な製造方法への取り組みを象徴しています。回収されたガラス瓶から再生された素材を90%以上使用することで、エコ意識の高い酒造りが実現しています。
「大関灘の生一本」の味の特長
「大関灘の生一本」は、大関が独自に開発した酒米「いにしえの舞」を100%使用しています。この酒米は、「山田錦」の系統の一つである「兵庫夢錦」と、1996年に復活した「早大関」を掛け合わせたもので、2007年に品種登録されました。その特性として、少ないたんぱく質含有量があり、米本来の旨味を引き出すことが可能です。
今年の「大関灘の生一本」は、芳醇な香り、米の旨味、軽快な口当たりが絶妙に調和した仕上がりとなっており、食中酒としても非常に適しています。様々な料理とのペアリングも楽しめ、特に和食との相性は抜群です。
この商品の酒質審査の結果は、やや辛口でありながら、すっきりとした飲みくちが特徴で、香りはおだやかであるとのことです。日本酒の楽しみ方に新たな局面を提供する逸品として、大いに期待されるところです。
地域の誇りと誓い
「大関灘の生一本」は、地理的表示「GI灘五郷」にも認定されています。これは、灘五郷で生産された日本酒の品質を保持するための国の制度で、特定の基準を満たす必要があります。具体的には、国産米や灘五郷の水を使用し、そして灘五郷内で製造・貯蔵が行われる必要があります。
このように、灘酒研究会の取り組みは、地域の酒造りや文化を振興する強いメッセージを発信しています。2025年の「大関灘の生一本」は、その意義を体現する特別純米酒として、今後ますますの注目を浴びることでしょう。
商品概要
- - 商品名: 大関灘の生一本(2025灘酒研究会)
- - 内容量: 720ml
- - ランク: 特別純米酒(精米歩合70%)
- - アルコール度数: 15%
- - 日本酒度: +3
- - 総酸度: 1.7
- - 原材料: 米(国産)、米こうじ(国産米)
- - 参考小売価格: 1,300円(税別)/1,430円(税込)
- - 発売日: 2025年9月5日(金)
灘の地で育まれた日本酒が、再び脚光を浴びる瞬間が近づいています。酒どころの名に恥じない品質を持つ「大関灘の生一本」に、ぜひご期待ください。