ATENの新製品「UCE33100」登場!
ATENジャパン株式会社が、新しいUSBエクステンダー「UCE33100」を発表しました。この製品は、Cat 6Aケーブルに対応し、USB 3.2 Gen1でデータを最大5Gbpsの速度で伝送することが可能です。2025年3月6日より販売が開始されるこのエクステンダーは、特に長距離データ通信が求められるオフィス環境において、その利便性を大きく向上させるアイテムになると期待されています。
製品の特長
「UCE33100」は、ローカルユニット(UCE33100L)とリモートユニット(UCE33100R)の2台1組で構成されています。このリモートユニットにはUSB Type-Aポートを4つ搭載しており、フラッシュドライブやキーボード、マウス、ウェブカメラなど、さまざまなUSB周辺機器と同時に接続できます。また、最大100mの距離で通信を延長できるため、会議室や工場、放送局、研究開発施設、さらには教育機関においても幅広く活用が可能です。
非圧縮データ伝送のメリット
本製品は、非圧縮のデータ通信を実現しており、USB 2.0/1.1とも下位互換性があります。したがって、既存のUSBデバイスも問題なく使用することができます。さらに、双方向のRS-232パススルー機能が搭載されており、制御システムとも容易に統合できます。これにより、オフィス内での業務効率をさらに高めることが可能です。
パワーオーバーケーブルの利点
特筆すべきは、双方向のパワー・オーバー・ケーブル(PoC)機能です。ローカルまたはリモートのどちらか一方のユニットが電源に接続されていれば、追加の電源アダプターなしで利用できるため、設置が非常に楽になります。
ユーザーフレンドリーなデザイン
また、プラグアンドプレイに対応しているため、特別なドライバーやソフトウェアのインストールは不要です。あらゆる環境で手軽に導入できるのが大きなメリットです。さらに、コンパクトかつ省スペース設計で、壁に掛けて設置することも可能なので、オフィスの限られたスペースを有効に使えます。
活用シーン
「UCE33100」は、特に以下のようなシーンで活躍が期待されます:
- - 会議室:ビデオ会議システムとの接続が容易です。
- - 工場生産ライン:リアルタイムでのデータ監視が可能です。
- - 教育機関:多様なUSBデバイスを使ったインタラクティブな授業が実施できます。
製品仕様
- - 接続ポート:ローカルユニット:USB Type-B×1、RJ-45×1、USB-C×1(FW更新用)、RS-232端子×1、FSYNC端子×1 / リモートユニット:RJ-45×1、USB Type-A×4、USB-C×1(FW更新用)、RS-232端子×1、FSYNC端子×1
- - 電力供給:DC24V(双方向電力供給対応)
- - 信号範囲:最大100m
- - 動作温度:0–40°C
- - 製品重量:約260g
- - 外形寸法:10.75 × 8.5 × 2.55 cm(コンパクト設計)
ATENは1979年に設立され、KVMやAV/IT機器のコネクティビティに強みを持つ企業です。世界中で多様な製品を提供しており、常に革新的なソリューションを開発しています。詳細は、
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