万田酵素が再び宇宙へ!
広島県尾道市の万田発酵株式会社が開発した「万田酵素(宇宙用)」が、再び宇宙に旅立ちます。宇宙飛行士・油井亀美也さんの国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在ミッションに採用されたこの宇宙日本食は、2度目の搭載となります。約8年ぶりに宇宙に戻ってきた万田酵素の挑戦を、皆さんにお届けします!
宇宙に舞い上がる万田酵素の物語
2025年8月2日の午前0時43分(日本時間)、油井宇宙飛行士が宇宙へ向けて出発します。この重要なミッションで「万田酵素(宇宙用)」が再び搭載されることが決まりました。前回は2025年3月に大西卓哉宇宙飛行士のミッション「第72次/第73次長期滞在」において初めて搭載された経験があります。今回の搭載は、そのプロセスを経て実を結んだものだと言えるでしょう。
万田酵素(宇宙用)とは
「万田酵素(宇宙用)」は、53種類の植物原材料を長期間熟成し、発酵させた食品です。2023年11月には、国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)によって、初めて宇宙日本食に認証されました。宇宙では食べ物が飛び散ることのないよう特殊な仕様が求められますが、万田酵素はペースト状で高い粘度を持つため、宇宙空間でも安全に扱うことができます。
宇宙日本食としての役割
過酷な環境下で多くの任務をこなす宇宙飛行士にとって、宇宙日本食は心身の健康を保つために欠かせない存在です。「万田酵素(宇宙用)」が日本人宇宙飛行士に連続で採用されたのは、その品質や安全性が高く評価された証明に過ぎません。地上では、万田酵素が多くの人々の健康を「お守り」として支えてきたように、宇宙でも役立つことが期待されています。
未来への架け橋
万田発酵は、宇宙日本食「万田酵素(宇宙用)」を通じて、油井亀美也宇宙飛行士の挑戦を全力で応援していく方針です。また、毎年8月8日の「発酵食品の日」には、地元の因島高校理科部を招いて天体観測会を実施しています。今年はそこで「万田酵素(宇宙用)」のレプリカ品を贈呈する予定です。これは、未来の科学を担う学生たちに宇宙での発酵食品の可能性に興味を持ってもらうきっかけを提供するためのものです。
まとめ
万田発酵が手がける「万田酵素(宇宙用)」は、宇宙日本食として再びその舞台に立つことが決まりました。私たちは、油井亀美也宇宙飛行士と共に、この挑戦を見守りつつ、収穫される新たな知識と経験を地上に持ち帰る日を楽しみにしています。