業界の新星「Rocky Monroe」が直面した課題
メンズセレクトショップ「Rocky Monroe」は、ベーシックからトレンドアイテムまで多彩な商品を展開し、特にZOZO TOWNをはじめとするECモールで人気を博しています。特に12期連続の増収を記録し、急成長を遂げた同社ですが、急拡大する売上と商品点数、出店先の増加に伴い、複雑なデータ管理に頭を悩ませていました。
分散するデータの管理
Rocky Monroeの最大の課題は、販売データや在庫データが多くの場所に分散していることでした。特に、ZOZO TOWNでの在庫とともに、外部倉庫の在庫データが異なるシステムで管理されることから、データ統合が困難とされていました。この状況が、経営判断にも影響を及ぼしていたのです。
この課題を解消するため、株式会社Bizgemが提供する経営データ一元管理SaaS「ストアレコード」を導入することとなりました。特にこのサービスは、統合されたデータによって将来予測や意思決定をサポートすることが期待されています。
「ストアレコード」の特徴
「ストアレコード」を導入後、Rocky Monroeではどのようにデータが活用されているのでしょうか?
1.
限界利益ダッシュボード
この機能では、売上、売上総利益、販売管理費、訪問者数、販売数、CVRなど、各種KPIを指定期間と比較できるので、日々の施策の効果検証が可能となります。クーポンやポイント発行の効果を日次で管理し、PDCAサイクルの向上に貢献しています。
2.
在庫回転ダッシュボード
商品ごとの在庫数や販売数を基に在庫日数を確認でき、商品ごとの売れ行きに応じて適切な値引きや消化策を判断できます。これにより、勘に頼ることなく、実績データを基にした確実な判断が可能となりました。
業務効率化と社内の変化
株式会社Rocky Monroeの辻本様は、ストアレコード導入による業務の効率化を実感されているとのことです。「売上や在庫、費用などを一元管理できるようになり、業務の精度が向上しています。特に限界利益ダッシュボードによりKPIをリアルタイムで把握でき、施策の効果も迅速に検証できるようになりました」とのコメントが寄せられています。
これまではデータに基づかない判断が多かったため、業務の精度に不安もあったが、今ではスタッフ全員が迅速にデータを活用できるようになっています。
今後の展望とチャレンジ
Rocky Monroeは、業務効率化を進めながら新しい取り組みを展開していく予定です。また、データ管理の充実化により、新規事業などにも積極的に挑戦していく意向を示しています。特に、ペット事業部の立ち上げなど、スタッフのアイデアを次々とビジネスに反映させていく姿勢には、大きな期待が寄せられています。
終わりに
「ストアレコード」を活用することによって実現した、データに基づく経営判断と業務の効率化は、Rocky Monroeのみならず、多くの小売企業にとっても参考となる先進的な取り組みです。これからの成長が楽しみです。