サイバーリンクの顔認証技術がアイシーソフトの勤怠管理を一新
2024年11月28日、台湾・台北発。AIと顔認証技術の先駆者であるサイバーリンク社が、同社の顔認証API「FaceMe Platform」が、アイシーソフトの提供する勤怠管理システム「Taskal Time-Card」に導入されることを発表しました。この正式運用は2025年1月に開始される予定です。
Taskal Time-Cardの革新
「Taskal Time-Card」は、iPadやスマートフォンにアプリをインストールすることで、顔認証によるスムーズな打刻を可能にするクラウド型勤怠管理システムです。すでに1,000社以上の企業に導入されており、簡単に勤怠の管理を行えることから、高い評価を得ています。これまでは他社の顔認証APIを使用していましたが、サイバーリンクの「FaceMe Platform」を採用することで、顔認証の精度と速度の向上が期待されています。
新たに追加されるなりすまし防止機能により、不正な打刻を防ぐことができ、より信頼性の高い勤怠管理が実現します。今後、アイシーソフトとサイバーリンクは、勤怠管理だけでなく、スマートオフィスの実現やデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を図っていく予定です。
導入の背景
アイシーソフトは、それまでの顔認証APIの使用においていくつかの課題を抱えていました。主な点としては、なりすまし防止機能の欠如や登録可能人数の制約が挙げられます。特に既存システムでは不正打刻の防止策が不十分であり、データの信頼性に問題がありました。
「FaceMe Platform」は、最新のAI技術を活用したなりすまし防止機能を搭載しており、これによってユーザーの質を一層向上させることが可能となります。また、これまで1万人であった登録人数の制約も「FaceMe Platform」では克服されており、無制限に近いユーザー登録が可能です。アイシーソフトが実施した検証では、大規模なデータベース処理においても高い認証精度が確認されています。
Taskal Time-Cardの魅力
この顔認証勤怠管理システム「Taskal Time-Card」には、以下のような特徴があります。
顔認証による出退勤打刻は、画面を覗くだけで約0.5秒で完了。忙しい出勤時でも、打刻行列ができることなくストレスフリーで認証が実現します。
専用機器は不要で、iPadにアプリをダウンロードするだけで、短時間で低コストで導入できるため、多くの企業に推奨されています。
スマホにアプリをインストールするだけで、オフィス外からでも顔認証による打刻が可能です。
出退勤だけでなく、勤怠や有給管理、申請承認、アラート通知など多機能を備えながら、直感的なインターフェースで誰でも簡単に操作できます。
企業の声
アイシーソフトの小倉有貴氏は「『Taskal Time-Card』にサイバーリンク様の『FaceMe Platform』のAI顔認証エンジンを活用できることを非常に嬉しく思っています。サービスの質を向上させ、お客様のニーズに応えられるような革新を目指していきます」と述べています。
サイバーリンクの代表取締役、ヒルダ・ペン氏も「『FaceMe Platform』がアイシーソフト様のシステムに導入されたことを光栄に思います。正確かつ信頼性の高いAI顔認証技術により、出退勤打刻をスムーズに実現します」とコメントしています。
まとめ
「FaceMe Platform」は豊富な顔認証機能、拡張性の高いアーキテクチャ、冗長化機能に支えられ、高可用性を実現しています。サイバーリンク社は、今後も新しい技術革新を通じて、企業のニーズに応えていく方針です。詳細はサイバーリンク公式ウェブサイトやアイシーソフト公式ウェブサイトで確認できます。