岡山データセンターの概要とサービス展開
株式会社TOKAIコミュニケーションズは、4月1日より新たに開設された「岡山データセンター」のサービスを開始します。これは平成23年10月に両備システムズと共同で進めていた事業の一環で、岡山リサーチパーク内に位置しています。新しいデータセンターは、企業の事業継続計画(BCP)や災害復旧(DR)への高まるニーズに対応するために設計されています。
新施設は、災害リスクの低い標高140mに位置し、水害や液状化の危険が少ない強固な地盤を持つ岡山市に立地しています。これにより、災害時にも安定したデータ管理が可能です。また、交通の便が良く、JR岡山駅や岡山空港、山陽自動車道に近い位置にあることで、大都市圏からのアクセスも容易です。
データセンターの特徴
岡山データセンターは、免震構造であり、72時間稼働可能な自家発電機を備えています。205ラックの収容ラックを持ち、将来的な拡張にも対応可能です。特に印象的なのは、外気冷房方式の採用であり、環境負荷を軽減しつつ、高い省エネルギー性を実現しています。これに加え、信頼性の高い電源供給と生体認証などのセキュリティ対策も整っています。
設置される設備のうち、高圧2系統による受電が可能で、さらなる安定性を提供しています。これにより、データ管理やクラウドサービスの基盤として、非常に優れた環境を整備しました。また、岡山データセンターでは、東京都の第1・第2のデータセンターとも連携し、BCP・DRソリューションを提供します。
拡張するサービス網
サービス開始にあたり、TOKAIコミュニケーションズは東名阪および関西エリアの光ファイバーネットワークを岡山県までのばし、西日本エリアの通信網を強化しました。これにより、データセンター、SI、ネットワークを組み合わせたサービスを提供する三位一体のソリューションを実現します。
さらに、日本全国のデータセンター事業者とのアライアンスも強化する方針で、特に台湾の新設企業であるCloudMasterとの提携により、低価格のホステッドプライベートクラウドを含む新サービスの展開も計画しています。このように、時代のニーズに即した技術導入とサービス提供で、今後の発展を目指しています。
岡山データセンターの稼動により、企業の安心・安全なデータ管理を実現し、地域社会にも貢献することを目指していきます。これにより、企業の持つデータの保護や、BCP・DRの重要性がますます重要になってきています。今後の展開に期待が寄せられる中、TOKAIコミュニケーションズは、新たな時代へと歩みを進めます。
お問い合わせ先
株式会社TOKAIコミュニケーションズ 西日本エリア事業部まで、お問い合わせをお願いします。電話番号:06-6397-7175。
また、報道関係者の方々は株式会社TOKAIホールディングス、広報・IR室(担当:酒井)へご連絡ください。電話番号:054-273-4878。
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