音声入力で介護記録を革新する「Kaigos」
介護記録支援アプリ「Kaigos」の登場
株式会社Kazeが新たに開発した訪問介護向けのAI記録支援アプリ「Kaigos」が、現在顧客検証に入っています。このアプリは、音声や自由な文章で入力されたケア内容をAI が整理し、介護記録へと変換することで、職員の業務を大幅に効率化します。
たとえば、職員が訪問予定を選択し、実施したケアの詳細を音声やテキストで入力するだけで、AI がその情報を自動的に整理し、下書きを作成します。これにより、記録の項目を一から考える負担が軽減され、職員は必要な部分を修正して保存するだけで済みます。
高齢化が進む日本での介護の現実
介護職員の不足が深刻な問題となっていて、厚生労働省の推計によると、2026年度までに約240万人の職員が必要とされています。特に和歌山県では、高齢化率が2025年には33.9%に達する見込みで、全国平均を上回っています。このような状況下、職員の業務負担を軽減する施策が急務となっています。
Kaze社はこのような現場の声を基に、幅広い年代の職員が使いやすいアプリの開発を進めています。特に、業務をデジタル化するためのハードルを下げることを重視しており、操作が簡便になるよう努めています。
AI時代の介護の「OS」としての目指す姿
「Kaigos」という名前には、将来的にAI時代の「介護のOS」となることへの強い期待が込められています。訪問介護の記録支援にとどまらず、介護老人保健施設や特別養護老人ホーム、グループホームなど、あらゆる介護形態を網羅したアプリケーションへと成長を遂げる計画です。
現場での記録から始まり、ケアプランとの連携やシフト管理、請求業務までも一元化することで、業務の分断をなくし、介護現場の情報が自然につながることを目指しています。
顧客検証の概要と参加募集
現在、すでに1事業者と連携して初期の顧客検証を行っており、さらなる多様な記録方法や運用環境をアプリに反映するための新たな協力事業者を募集中です。和歌山県および南大阪エリアを中心に、全国の訪問介護事業所が対象となります。これに参加することで、日常の記録業務についてのヒアリングを行い、より使いやすいアプリへと進化させていきます。
代表のコメント
株式会社Kazeの代表取締役である中村仁氏は、「介護事業者のヒアリングを進めるにつれ、移動やケアだけでなく、日々の記録作業が大きな負担となっていることを実感しています。地域の声を大切にし、全国の介護現場に役立つプロダクトへと育てていきます」とコメントしています。
まとめ
「Kaigos」は、AIの力を活用することで、介護記録の負担を軽減し、より良い介護サービスの提供を目指しています。このアプリの顧客検証に参加し、介護の現場の声を反映させたサービスがどのように進化していくのか、注目が集まっています。