愛知文教大学が新たに「人文学部」を設立
愛知文教大学は2010年4月1日、学部の改組を行い新たに「人文学部」を設けることを発表しました。この新学部は、現代の変化の激しい社会に柔軟に対応できる人材を育成することを目指しています。従来の外国語中心の教育方針から一歩進み、母語を含む広範な「言語」に焦点を当てたカリキュラムに移行します。これにより、基礎力の習得に特に力を注ぎ、学生が自信を持って社会に出るための能力を高めることを目指します。
新しい「人文学部」では、中国語と中国系プログラムを全ての専攻で履修可能とし、学生のキャリアの可能性を広げる取り組みも行っています。これにより、学生は国際的な視野を持ちながら、母語である日本語と共に他の言語を習得する機会が増えることになります。
学部の特長と新たな教育方針
「人文学部」の特長は、以下の3つに分けられます。
1.
言語の基礎作り:
新しいプログラムでは、母語の重要性を重視し、徹底的な基礎力強化を図ります。これにより、学生はしっかりとした言語力を身に付けることができます。
2.
2ヶ国語の習得が可能:
新設される外国語専攻では、英語集中プログラムと同時に中国語や日本文化に関するプログラムも用意されており、学生は多様な選択肢から自分に合った学びを追求できます。
3.
就職支援:
学部設立以来、小人数制と担任制を貫き、学生のサポートを手厚くしています。また、志望職種への就職に向けたキャリアプログラムを1年次から全学的に展開し、学生の就職活動を全力で支援します。
新専攻と専攻構成
2010年度からの新たな学部専攻は以下の通りです:
- 英語集中プログラム
- 英中プログラム
- 伝統日本再発見プログラム
- 日中交流プログラム
この新しい学部専攻は、以前の国際文化学部の構成から大幅に見直され、より専門的で魅力的なプログラムが組まれています。
愛知文教大学の基本情報
愛知文教大学は1998年に設立され、現在323名の学生が在籍しています。そのうち150名は海外からの留学生です。今年の学長は坂田新氏で、明確な教育方針に基づいて、さらに充実した教育環境を提供しています。
新しい「人文学部」の開設は、愛知文教大学のさらなる成長と学生の未来を切り拓く重要な一歩といえるでしょう。新しい時代を見据えた学びの場として、多くの学生が集うことを期待しています。