NECは、一般社団法人電波産業会から第35回電波功績賞を受賞しました。この賞は、電波の有効利用を推進するため、電波の有効利用に関して特別な功績を上げた個人や団体に贈られるものです。
NECは、今回の受賞を「小型一体型基地局の商品化による、ローカル5G普及への貢献」で受賞しました。
ローカル5Gは、従来の携帯電話網とは別に、地域や企業が独自の通信ネットワークを構築できる次世代通信技術です。しかし、ローカル5Gは技術の複雑さや免許取得の煩雑さ、通信キャリア向けの設備転用によるシステムコストの高止まりといった課題がありました。
そこでNECは、無線部(RU:注1)と制御部(CU/DU:注2)を一体化することで、小型化・軽量化・低価格化を実現した基地局UNIVERGE RV1000シリーズ「UNIVERGE RV1200」を開発・製品化しました。この製品は、2022年1月から市場に投入され、ローカル5Gの普及拡大に貢献しています。
NECは、今後もローカル5Gの導入や運用を容易化し、様々な産業や地域への展開を支援することで、ローカル5Gのさらなる普及拡大を目指していくとしています。
小型一体型基地局「UNIVERGE RV1200」とは?
UNIVERGE RV1200は、従来の基地局と比べて大幅に小型化された一体型基地局です。小型化により、設置場所の制限が少なくなり、設置場所を選ばないことが大きな特徴です。また、低価格化により、従来よりも導入しやすい価格帯を実現しています。
ローカル5Gの普及拡大への貢献
NECの小型一体型基地局は、ローカル5Gの普及拡大に大きく貢献しています。従来、ローカル5Gの導入には、高額な設備投資や専門知識が必要でした。しかし、NECの小型一体型基地局は、低価格で導入しやすいことから、多くの企業や自治体がローカル5Gの導入を検討するようになりました。
まとめ
NECが開発した小型一体型基地局UNIVERGE RV1200は、ローカル5Gの普及拡大に大きく貢献し、電波の有効利用にも寄与しています。NECは、今後もローカル5Gのさらなる普及拡大を目指し、様々な技術開発や製品開発を進めていく予定です。
(注1)RU(Radio Unit):5G基地局・無線部
(注2)CU(Central Unit):5G基地局・集約部
DU(Distributed Unit):5G基地局・デジタル部