未来を彩る万博
2025-04-10 11:50:25

大阪・関西万博で未来を感じさせる「いのち動的平衡館」が色彩技術を採用

大阪・関西万博のシグネチャーパビリオン「いのち動的平衡館」



大阪・関西万博が2025年4月13日に開幕しますが、その中でもひときわ注目を集めているのが、シグネチャーパビリオン「いのち動的平衡館」です。このパビリオンは、生命をテーマにした深いメッセージを伝えることを目的としており、独自の「構造色インクジェット技術」を駆使した外観が特長です。

構造色インクジェット技術とは?



「構造色インクジェット技術」は、色素を使わずに光の反射を利用して色を生み出す技術です。これにより、石や金属ではなく生物に見られる美しい色合いを、インクジェット印刷で楽しむことができます。この技術を用いることで、他にはない意匠性を持ったデザインが可能になるのです。

例えば、タマムシやモルフォ蝶の美しさを再現することが可能で、自然界に存在する色彩を再現するだけでなく、独自のデザインパターンなども描くことができます。この技術により、パビリオンの外観は非常に魅力的で、訪れる人々を惹きつけること間違いなしです。

「いのち動的平衡館」のコンセプト



このシグネチャーパビリオンは、大阪・関西万博の中心に位置しており、多様な分野で活躍する8人のプロデューサーたちによる「いのちの輝きプロジェクト」の一部として運営されます。その中で福岡伸一プロデューサーが提唱する「いのちを知る」というテーマは、来場者に生命とは何か、生きることの意味について考える機会を提供します。

特に、内装は光のインスタレーションを用いて、訪れた人々が「生命の本質」に触れられるような仕掛けがなされています。約1,600㎡の敷地に、様々なテクノロジーを用いた展示が展開されます。

構造色インクジェット技術の特長



1. フルカラーの表現: 多種類の構造色インクを駆使し、光の波長に応じた色の変化を表現することができます。
2. パターンやグラデーションの自在な表現: インクジェット印刷を用い、色味に変化を持たせたデザインが可能になります。
3. 視点による色の変化: 同じ印刷物でも、見る角度によって異なる色合いが楽しめるため、動きのある視覚効果を生み出します。
4. 光の反射と透過をコントロール: 背景色によっても印象が異なり、同じ材料でも異なる表情を持たせることが可能です。

このような特長を持つ「構造色インクジェット技術」は、建築物の内外装に限らず、さまざまな生活空間のデザインに新しい可能性を与えています。これにより、パビリオンだけでなく、今後は商品デザインやアートワークにおいても幅広い展開が期待されます。

神秘的な美しさを未来へ繋ぐ



「いのち動的平衡館」は、そのテーマたる「いのちを知る」を通じて、単なる展示物ではなく、観る人々に深い思想をもたらすエンターテインメントとなることでしょう。2025年、大阪・関西万博でこの革新的なパビリオンを体験することは、今後の未来を考える上でも貴重な機会となるはずです。

このシグネチャーパビリオンを訪れることで、生命の不思議さや美しさを改めて感じられることでしょう。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

会社情報

会社名
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
住所
東京都港区赤坂9-7-3ミッドタウン・ウェスト11階
電話番号

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。