MICE向けアプリが大阪・梅田に新たな風を吹き込む
大阪・梅田エリアで、ビジネスイベントや大会、交流会を幸せにするためのアプリが登場しました。阪急阪神不動産株式会社と筑波大学発のベンチャー企業であるPalamesが協力し、開発した「dokoiko」アプリは、MICE参加者の交流と情報の発信を一手に引き受けています。このアプリは、地域の魅力を活かしながら、イベント参加者にとっての利便性を大いに向上させることを目指しています。
MICEとは?
MICEは、会議(Meeting)、報奨・研修旅行(Incentive Travel)、国際会議(Convention)、展示会・イベント(Exhibition/Event)の略称です。ビジネスイベントの全般にわたる活動を指します。中でも、エリアMICEは特に注目されており、都市全体を舞台にすることで、深い体験と地域経済を活性化させる手法です。
「dokoiko」の機能とは?
新たに強化された「dokoiko」は、参加者同士のコミュニケーション機能やエリアマップ、電子クーポン、地域イベント情報など、MICEに特化した多彩な機能を搭載しています。これにより、参加者はイベント情報を簡単に入手し、横のつながりを持つ機会が増えます。具体的な機能を以下に紹介します。
1. 参加登録・管理機能
アプリ内での参加者登録やチケット決済、発券をスムーズに行えることが特長です。これにより、主催者は効率的にイベントを運営でき、地域再生甲子園の参加者には特別なクーポンも提供されます。
2. スムーズなコミュニケーション
参加者がプロフィール情報の公開を承諾すれば、他の参加者の情報を閲覧できるようになります。また、アプリ内のチャット機能を利用することで、新たなビジネスチャンスに繋がる交流が生まれるでしょう。
3. エリアマップの充実
特に、大阪・梅田エリアに特化した「梅田エリアMICEモード」が設定され、そのエリアに関連するイベント情報が優先的に表示されるようになります。これにより、来街者は効率的に目的の情報を得ることが可能です。
4. ユーザビリティの向上
アプリは直感的に操作できる設計で、個別のニーズに応じた機能拡張も可能です。使用者にとって使いやすい環境を整えることで、より多くの人が「dokoiko」を活用できるようになります。
実証実験の実施
本アプリは、2023年9月5日から7日まで開催される「地域再生甲子園2025」で実証実験を行います。この実験では、アプリの実用性、利便性を検証し、その結果をもとに今後の展開を考える予定です。また、アプリの独立した単体アプリ開発も視野に入れています。
大阪・梅田エリアの未来
MICE市場の成長は、地域の価値を高め、参加者にとっても貴重な体験になります。このような取り組みが、未来のビジネス環境をより良いものにすることでしょう。大阪・梅田が魅力的なMICE開催都市として認知されるために、今回は新たに進化したアプリ「dokoiko」が中心的な役割を果たしています。参加者や主催者、そして地域全体が共に成長し、さまざまなイベントの開催が期待される中、今後の展開にも注目です。