株式会社光響がPhotoniCore社製レーザー製品の取り扱いを開始
株式会社光響は、このたび台湾を本社とするPhotoniCore Technology Inc.(以下「PhotoniCore社」)が開発した最新のレーザー製品の輸入・販売をスタートしました。
PhotoniCore社は、高出力光ファイバーアンプおよび光学コンバイナの製造に特化した光電子部品メーカーです。その製品は、高効率・低挿入損失・高信頼性に優れており、特に宇宙や防衛、産業分野においても要求される過酷な環境下での使用に耐えうる放射線耐性を備えています。このような特性から、PhotoniCore社はISO 9001およびISO 14001の認証を取得し、品質管理の厳格さも申し分ありません。
今回、光響が注目する製品は、次の2点です。1つ目は、波長1080 nm、最大出力2 kWを実現したファイバーレーザー共振器で、ビーム品質 M² ≒ 1.3を確保しています。2つ目は、宇宙グレードに対応したサイドポンプコンバイナで、高真空環境下での使用にも耐えられる設計となっています。このコンバイナはポンプ波長レンジが900~1,000 nm、トータルハンドリング出力が80 Wです。
これらの製品は、衛星間通信や宇宙レーザー通信といった厳しい使用条件下でも、信頼性高く機能し続けることが期待されています。特に、高効率・低挿入損失・優れたビーム品質は、長期的な運用コスト削減にも寄与し、ユーザーにとって非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
光響では、PhotoniCore社製品だけでなく、他の300社を超える海外メーカーから提供される10万点以上のレーザー・光学関連製品も取り扱っています。これにより、多様なニーズにお応えできる体制を整えております。
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今回のPhotoniCore社製レーザー製品の導入により、光響はさらなる技術革新を目指し、宇宙通信分野での貢献を果たしていく所存です。