近年、環境問題に対する関心が高まる中、排出量取引制度やカーボンクレジットの重要性が増しています。2025年5月22日、長島・大野・常松法律事務所の渡邉啓久氏と倉知紗也菜氏が講師を務めるセミナーが開催されます。本セミナーでは、GX推進法改正による企業の対応が求められる中、これらの制度の概要と実務について解説される予定です。
セミナーの主な内容は、排出量取引制度の義務化についてです。具体的には、CO2を10万トン以上排出する事業者が、2026年度から制度に参加しなければならないというポイントを挙げています。また、2028年度からは化石燃料賦課金制度も導入され、これに関する規定も整備される予定です。このような法改正が進む中、企業として何を準備する必要があるのか、どのように対応するべきかを探っていくことが重要です。
さらに、カーボンクレジットの活用も今後の重要な戦略として取り上げられます。排出量を第三者から購入するだけでなく、自社でのカーボンクレジットの積極的な利用が求められます。ただし、最近ではグリーンウォッシュによるリスクも高まっています。企業は、このリスクについても十分に理解した上で、対策を講じる必要があります。そこで、セミナーでは先行する欧州の制度についても触れ、国際的な視点からの対応の必要性を明らかにします。
セッションでは以下のようなポイントが取り上げられる予定です:
1.
GX推進法改正により何が変わるのか?
- 新たに義務化される排出量取引制度の内容とその影響。
2.
先行する欧州の制度の理解
- EU-ETS制度と日本企業の対応について。特に、2026年から新たに運用開始される欧州炭素国境調整メカニズムへの対応が求められています。
3.
カーボンクレジットの再点検
- カーボンクレジット活用の方法と、グリーンウォッシュへの備えについて。
質疑応答の時間も確保され、参加者同士の名刺交換を通じて、横のつながりを深める機会も提供されます。
セミナーは、会場参加の他にも、Zoomウェビナーを通じたライブ配信や、アーカイブ配信にも対応しており、忙しいビジネスパーソンにとって便利な環境が整っています。
さらに、主催の新社会システム総合研究所は、年間約500回の法人向けビジネスセミナーを企画運営しており、常に最先端の情報を発信し続けています。このセミナーを通じて、企業の持続可能な成長に必要な知見を得ることができるでしょう。参加を希望される方は、ぜひお申し込みください。