株式会社エモテック・ラボが新たなビジョンで挑む感情AIの世界

株式会社エモテック・ラボが描く新たな未来

2023年10月、ジャパンスタイルデザイン株式会社は、社名を「株式会社エモテック・ラボ」に変更した。新たな名前には、企業の成長と進化を象徴する意図が込められている。2009年の創業以来、同社はブランディングデザインを主な事業としてまいりましたが、時代のニーズに応える形で、感情AI事業とDXソリューション事業へも活動を広げてきました。

社名変更の背景

コロナ禍が長引く中で、オンラインコミュニケーションの普及によって企業環境は大きく変化した。顧客や従業員の感情を把握することが企業の成功には欠かせない要素となっている。しかし、感情の機微を読み取ることが難しいことで、機会損失や失注といった問題が増えてきたのだ。このような背景から、エモテック・ラボは新たな社名の下、「すべての働く人々の感情をより良く」というビジョンを掲げ、感情AIによって「ご機嫌な職場」を実現することに挑む。

ビジョンの実現に向けて

代表取締役CTOの山本洋平氏は、企業が持つ感情に関する課題を解決するための取り組みを強化すると語る。感情AI「Emotech」を通じて提供される解析技術は、従業員や顧客の満足度を高めるための重要なツールとなる。エモテック・ラボは、この技術を駆使して新たな価値の提供を目指す。

ビジョンは「データドリブンな世の中において、感性ドリブンで温もりのある感情交流を実現する」ことである。この方向性は、組織内外での心理的なつながりを深め、より良いコミュニケーション文化を育む一助となるだろう。

企業の成り立ちと未来への展望

エモテック・ラボは、これまで数多くの公共機関や大手企業との連携を通じて、感情や感性に関する多様な研究を行ってきた。その中で得た知見は、今後の事業拡大や組織構築に生かされる。山本氏は、感情AIの持つ可能性を広げるため、さらなる同志を仲間に迎え入れ、共に活動することの重要性を強調している。

新社名のもとで展開される感情AI事業は、従来のブランディングデザインと並んで、企業のオンライン営業や採用支援といった分野でもその力を発揮する。また、DXソリューション事業も手がけることで、より包括的な支援を提供する姿勢が見受けられる。