日本テトラパック、御殿場テクニカルセンターをリニューアル
最近、日本テトラパック株式会社は、静岡県御殿場市に所在する御殿場テクニカルセンターを新たにリニューアルしました。食品加工処理機器や紙容器の充填包装システムを提供する大手のサプライヤーである同社は、1999年に羽田から御殿場に拠点を移し、2024年に25周年を迎えることを機に、恋しい歴史の新たな一歩を踏み出しています。
リニューアルの目的と新機能
御殿場テクニカルセンターは、充填包装システムのデモンストレーションや品質管理、紙容器の分析など、国内における技術サービスの中心となっている拠点です。リニューアルされた施設は、新製品開発へのイノベーションやサステナビリティの取り組みを体感できるような展示やデジタルツールを設置し、顧客やパートナーにとってより魅力的な空間になりました。
新しいショールームには、包装や食品加工、メンテナンスサービスに関連する製品が並び、さらにインタラクティブなモニターや3Dプロジェクション技術を駆使したプレゼンテーションも行われています。これらはすべて、最先端の技術を活かしたソリューションを提供する目的で用意されています。また、トレーニングルームも刷新され、顧客が製品開発支援を受けやすい環境が整備されました。
プロダクトディベロップメントセンターの役割
リニューアルにおいて特筆すべきは、テクニカルセンター内に設置されたプロダクトディベロップメントセンターの機能です。市場における製品の多様化に対応するため、新製品開発のスピードが求められています。このセンターは限られた世界の拠点数の中で、新製品のテストサービスを提供し、顧客の開発をサポートします。
例えば、レトルトの紙容器「テトラ・リカルト®」の小規模テストや、前処理、充填テストなどが可能で、顧客は新製品を迅速に試作し評価することができます。これにより、食品業界のトレンドに迅速に応える新製品の市場投入が期待されます。日本テトラパックは、製品コンセプトの開発から製造、包装、流通に至るまで、包括的な食品加工のソリューションを提供することを目指しています。
テクニカルセンターの概要
リニューアルされた御殿場テクニカルセンターは、以下の住所に位置しています。
- - 名称: 日本テトラパック株式会社 御殿場テクニカルセンター
- - 住所: 〒412-0047 静岡県御殿場市神場上ノ原755-1
テトラパックのグローバルな存在
テトラパックは1951年にスウェーデンで設立されて以来、食品加工と包装の分野でリーディングカンパニーとして広く知られています。現在、テトラパックは160カ国以上で活動し、安全で栄養価の高い食品を提供しています。特に、2025年の大阪・関西万博においてはプラチナスポンサーとして関わり、持続可能な食品包装および食品ロス削減に向けた取り組みについて紹介される予定です。
このように、日本テトラパックはそのリニューアルを通じて、今後も食品加工業界におけるパートナーとして重要な役割を果たしていくでしょう。