生成AIエンジニアをつなぐ新プラットフォーム「AiLand」
経済産業省・総務省の支援を受けた東京大学発のAIスタートアップ、株式会社Atsumellと、革新的な量子技術を展開する株式会社KandaQuantumが共同で新たなマッチングプラットフォーム「AiLand(アイランド)」を立ち上げました。これにより、急速に需要が高まる生成AIエンジニアやコンサルタント人材と企業のプロジェクトを効率的に結び付けることが期待されています。
サービスの概要
「AiLand」は、ChatGPTや生成AI技術に特化した人材市場の拡大に応えるプラットフォームとして設計されており、質の高いAIエンジニアやコンサルタントが企業のニーズに応じたプロジェクトへ適切にマッチングされることを目的としています。このプラットフォームは、両社の強みを活かし、多数の高単価案件に特化したリソースを活用することに重点を置いています。
主な特徴
1. 高単価案件に特化
中間マージンを最小限に抑え、月単価は100万円から250万円の幅広い案件が用意されています。これにより、プロフェッショナルなエンジニアたちがその実力に見合った報酬を受け取ることが可能です。
2. 柔軟な働き方の実現
フルリモートやフルフレックスといった働き方に対応した案件が豊富で、時間や場所に縛られない自由なワークスタイルが実現されます。
3. 最先端AI案件の多様性
生成AI活用戦略の立案やAIエージェントの開発、LLMのファインチューニングなど、最新のAI技術を駆使した様々な案件を取り扱います。
4. 専門家による手厚いサポート
経験豊富な専門家がプロジェクトマッチングを行い、技術面と事業面両方から適切な提案を行います。
背景と市場環境
経済産業省の調査によると2023年から2030年にかけて、AI人材が約12.4万人不足するとの予測が立てられています。特に、ChatGPTの登場以降、企業のAI活用ニーズが急速に高まり、高度なAI人材の確保が喫緊の課題になっています。これらの市場環境を受けて、両社は「AiLand」の共同運営を通じて人材不足の解消に寄与する方針です。
両社のコメント
Atsumellの代表取締役社長である山口公徳氏は、「KandaQuantumとの協業により、より多くの企業様に生成AIプロフェッショナル人材を提供できることを確信しています。」と述べています。また、KandaQuantum代表の元木大介氏は、「我々の大規模システム生成AI 神威を中心に、社会インフラの基盤であるAGI構築に向けて邁進していきます。」と発表しました。
今後の展開
今後は、企業向けの生成AI導入や開発支援の領域をさらに拡大し、実際の開発プロジェクトを通じたAI人材の育成にも注力する計画です。このような取り組みを通じて、企業のAI活用を幅広くサポートし、業界全体の発展に貢献していく考えです。
会社概要
株式会社Atsumell
- - 代表取締役:山口公徳
- - 所在地:東京都中央区日本橋茅場町一丁目8番1号
- - 事業内容:タレントマネジメントツール運営、AIエンジニアの育成、AI新規事業開発支援
- - URL:Atsumell公式サイト
株式会社KandaQuantum