シグマアイの新たな挑戦
2024-07-24 13:59:49

シグマアイ、NEDOの量子・古典ハイブリッド技術開発事業に採択

株式会社シグマアイが、NEDOの「量子・古典ハイブリッド技術のサイバー・フィジカル開発事業」に採択され、製造業のシフトに向けた新たな取り組みを始めます。このプロジェクトのテーマは、「量子古典AIハイブリッド汎用計算手法による製造サプライチェーン最適化」です。

競争力の維持と製造業の未来


日本の製造業は、高品質な製品を多様なニーズに応じて提供し、国際的な競争力を維持してきました。しかし、グローバル競争が激化する中で、製造体制の刷新がますます必要とされるようになりました。その中でも、少量多品種生産への移行が特に重要です。日本の製造業はこれまで築き上げてきた高い技術力と品質管理能力を活かし、柔軟かつ迅速に市場の変化に対応する必要があります。

シグマアイの新たな事業は、製造サプライチェーン全体の最適化を通じて、日本の製造業が直面する課題を解決し、競争力を強化することを目的としています。少子高齢化や働き方改革による労働力不足、物流機能の低下、さらには温室効果ガスの排出削減といった多くの課題に対処するために、量子コンピューティング技術を活用した最適化計算手法を開発します。

プロジェクトの具体的な内容


本プロジェクトでは、製造工程計画、配送計画、原料・部品調達、在庫管理の4つの主要な課題に対して、リソースの割り当てとスケジューリングを組み合わせた統一的な数理モデルを構築します。さらに、量子コンピューティングと従来型の計算手法を組み合わせたハイブリッド解法を開発し、サプライチェーン全体の効率化を図ります。これにより、少量多品種生産へのシフトを支援し、製造業の持続可能な発展を促進します。

今後の展望


製造サプライチェーンの最適化が技術的に達成されることで、その影響は製造業だけでなく、モノの移動を伴う他の産業にも波及すると期待されます。特に、温室効果ガスの排出削減といった世界的な社会課題に対しても大きな貢献ができると考えます。シグマアイは、このプロジェクトを通じて、コスト削減やCO2排出量の削減、さらには脱属人化といった重要な課題の解決に向けた取り組みを進めます。

NEDOの事業について


NEDOの「量子・古典ハイブリッド技術のサイバー・フィジカル開発事業」を詳しく知りたい方は、こちらを参照してください。

シグマアイについて


シグマアイは、量子アニーリングをコアにした東北大学発のスタートアップで、先進的な最適化技術を駆使して、様々なサービスを提供しています。持続可能な社会の実現を目指し、量子コンピューティング技術を当たり前に利用されるものとし、多くの人々に価値を提供することを目指しています。詳細は公式ウェブサイトでご確認ください。


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会社情報

会社名
株式会社シグマアイ
住所
東京都港区港南1丁目2-70品川シーズンテラス6階
電話番号

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