上越市役所、業務効率化に向け生成AI活用セミナーを開催

上越市役所、生成AI活用セミナーを実施

上越市役所は、業務の効率化を図るために、2024年4月より生成AIの本格運用を開始します。この取り組みの一環として、クラスメソッド株式会社による支援を受け、若手職員を対象に生成AI活用セミナーが実施されました。このセミナーには、70名以上の職員が参加しました。

生成AI活用の背景

上越市役所の人事部門では、日常業務の効率化が求められており、特に文書作成やデータ分析の分野での生成AI技術の需要が高まっています。これに応える形で、クラスメソッドは職員に対して、生成AIを効果的に活用する方法を座学とハンズオン形式で指導しました。

実施内容と効果

セミナーは、具体的な業務を想定したシナリオに基づいて行われ、生成AIを用いた事例紹介や、実際にソフトウェアを用いた練習を通じて技術を習得する内容でした。受講者からは、「業務にすぐに取り入れられそうな具体的な知識が得られた」との声が多く寄せられました。

さらに、7月からは全職員を対象とするデジタルトランスフォーメーション（DX）講座でも、生成AIに関する講義内容が組み込まれ、導入前に比べて生成AIの業務利用率が約1.5倍にまで増加しました。職員の技術習得が実際の業務にどのように影響したか、今後の動向が期待されます。

クラスメソッドの取り組み

クラスメソッドは、上越市内に支社を持ち、地域のIT化を推進する立場として、ICTを介して地域活動や産業の活性化を支援しています。これまでに「上越地域IT企業合同会社説明会」や「大人のプログラミングコンテスト」といった様々なイベントを開催し、地域貢献にも注力しています。

今後も、業務効率化に向けた各種IT技術や生成AIの活用支援を通じて、上越市の発展に寄与する意向を示しています。地域の職員が新たなスキルを習得することで、業務の効率性が向上することでしょう。