近年、企業の業務効率化が求められる中、株式会社ベルーナがクラウド型人事労務システム「ジンジャー」を導入し、業務の効率化を大幅に進めています。この取り組みにより、年間で約4,400時間の業務時間を削減することに成功し、ペーパーレス化も実現しました。
導入の背景と課題
株式会社ベルーナは、1968年に創業し、アパレルや雑貨、グルメなどの通信販売事業を中心に展開してきた企業です。成長に伴い、グループ会社の増加によりバックオフィスでも複数のシステムが必要になり、特に人事労務管理は8つもの異なるシステムを別々に使用する非効率な状況に直面していました。
入退社手続きや、社員情報の登録・更新といった定型業務にかかる時間は膨大で、毎月100名以上の入退社処理に多大な工数を要していました。この状況を打破すべく、ベルーナは「ジンジャー」の導入を検討しました。
ジンジャー導入によって得られた効果
ジンジャーが選ばれた理由は、複数の人事データを一元的に管理でき、定期的にアップデートが行われることでシステムの入れ替えを避けられる点です。導入後、ベルーナは人事データの統合管理を実現し、これまで必須だったデータ連携作業が不要になりました。
特に顕著な効果を得たのは勤怠集計から給与計算までの時間が三分の一に短縮された点です。これまでは手間がかかっていた勤怠集計も、ワンクリックで完了できるようになり、効率が飛躍的に向上しました。さらに、数千枚の書類がデジタル化され、月次の対応工数も2営業日から半日に減少。これにより、全体で年間約765万円の人件費や書類の郵送費が削減されました。
今後の展望
ベルーナは「ジンジャー」の人事データベースを活用して、今後はAIやBIツールの導入も視野に入れた新たな業務展開を行う予定です。これにより、さらなる業務効率化と高度なデータ活用が期待されます。
まとめ
「ジンジャー」の導入がもたらしたベルーナの業務改善は、今後の業界の動向にも大きな影響を与えるでしょう。これからもjinjer株式会社は、ベルーナを人事労務という面から引き続きサポートしていく方針です。企業が持続的に成長するためには、業務のデジタル化と効率化が不可欠であり、今後も多くの企業にとって「ジンジャー」のようなシステムの導入が重要となるでしょう。