冬の野鳥観察会で混群の魅力を発見
国営アルプスあづみの公園の大町・松川地区では、冬の訪れと共に新たなイベント、「野鳥観察会(冬鳥編)」が開催されます。このイベントは11月30日(日)に行われ、冬に渡来する野鳥の中でも特に注目される冬鳥と、一年中観察可能な留鳥が集まって行動する「混群」に焦点をあてています。参加者は専門のガイドの下、冬鳥の美しい姿をじっくり観察することができます。
対象や参加方法について
観察会への参加は小学生以上が対象で、定員は先着15名。事前申し込みが必要なので、参加希望者は早めに申し込むことをおすすめします。参加費は無料ですが、別途入園料が必要となります。当日は8:30にインフォメーションセンターに集合し、所要時間は約3時間。天候によっては小雨決行、荒天の場合は中止となるので注意が必要です。
初心者でも安心のツールとガイド
観察に必要な道具として、双眼鏡や野鳥図鑑を持参するよう求められています。商業用双眼鏡を持っていない方でも安心して参加できるように、無料の貸出も用意されています。公園のサポーターが優しく解説を行うので、初めての野鳥観察でも安心して楽しむことができます。この季節は落葉が進み、視界が開けるため野鳥を観察するには最適な時期となっています。
絶景と希少な野鳥たち
観察会では、さまざまな冬鳥を目にすることが期待されています。例えば、胸に斑点を持つ「ツグミ」、落ち葉を掘り起こすのが得意な「シロハラ」、鮮やかなオレンジ色の胸を持つ「アトリ」などが生息しています。また、混群に集まることで、複数の種類の小鳥たちが協力して活動する様子も観察できるため、識別練習にも最適です。
小鳥たちの中でも、日本最小のキツツキとされる「コゲラ」、橙色の腹を持ち、木の実を貯蔵する賢さで知られる「ヤマガラ」、つぶらな瞳と長い尾が特徴の「エナガ」などが登場します。これらの魅力的な野鳥たちを観察する貴重な機会をお見逃しなく。
大町・松川地区の魅力
国営アルプスあづみの公園は、自然環境の保全と地域文化の活用を目的としており、大町・松川地区では北アルプスの美しい風景が広がっています。この公園では、自然を学び体験することができ、観察会以外にも多くの自然体験が用意されています。広大な自然の中で、野鳥観察を楽しむひとときをどうぞご堪能ください。
参加方法
観察会への申し込みは、公式ウェブサイトを通じて行うことができます。興味のある方は、早めに申込みを行い、冬の特別な野鳥観察体験をお楽しみください。
【問い合わせ先】
国営アルプスあづみの公園 大町・松川管理センター
〒398-0004 長野県大町市常盤7791-4
TEL: 0261-21-1212
FAX: 0261-21-1214
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