ユカリア、DFreeの一部株式を取得
株式会社ユカリアがDFree株式会社の株式を取得することを発表しました。この取り組みは、2025年1月8日の臨時取締役会で正式に決定されました。ユカリアは長寿社会における高齢者の健康と福祉を支援するため、DFreeとの連携を深めることで、医療と介護の質を向上させることを目指しています。
株式取得の背景
日本は長寿大国であり、2025年には「団塊の世代」の全員が75歳以上の後期高齢者となります。この社会的背景を考えると、高齢者がより健康的で充実した生活を送るための環境を整えることが急務です。ユカリアは「ヘルスケアの産業化」というビジョンを掲げ、医療と介護のあり方を変革することを使命としています。その実現に向け、DFreeとの協業は重要な一歩となります。
業務提携の内容とDFreeの技術
DFreeは、超音波センサーを用いて排尿のタイミングを予測できるIoTウェアラブルデバイスを開発しています。この「DFree」は膀胱内の尿の状態を可視化し、より良いケアを提供します。
ユカリアがDFreeの株式を取得することで、同社の医療現場や介護施設に「DFree」の導入が進むことになります。これにより、利用者にパーソナライズされたケアを提供し、併せて医療・介護従事者の業務負担の軽減にも寄与することが期待されます。
主な取り組み
1.
業務効率化: 「DFree」を利用することで、排尿タイミングを適切に把握し、医療・介護従事者の負担を軽減。患者のQOL(生活の質)の向上にも貢献します。
2.
QOL向上の支援: 「DFree」の利用を通じ、自立した排泄行動を促進。また、トイレの失敗を防ぎ、高齢者が尊厳を保った生活ができるよう支援します。
ユカリアとDFreeの新しい未来に期待
両社の提携を通じて、患者と介護者がよりよい環境で過ごせることを目指しています。ユカリアは今後も事業の拡大を図り、多角的な取り組みを通じて日本の医療・介護システムを変革していく計画です。
【お知らせ】今後の業績への影響は軽微と見込まれており、業績予想の修正は行わない方針です。