日本発VTuber事務所、米国市場へ進出!
日本のVTuber事務所であるボンド株式会社が、大きな一歩を踏み出しました。北米市場で展開されているバーチャルライブ配信アプリ「米国版IRIAM」と、国内初のオーガナイザー契約を締結したのです。これにより、ボンド株式会社所属のVTuberたちは、アメリカ市場への進出を果たし、グローバルな活躍の場を広げることになります。
ボンド株式会社は、2016年の設立以来「Creating culture, across cultures.」というビジョンを掲げ、世界に向けて新しい文化の創造を目指してきました。2024年にはグループ企業である株式会社0rigina1のクリエイターを受け入れ、国内最大級のVTuber運営企業へと成長を遂げました。今回の米国版IRIAMとの契約は、その成長戦略における重要なマイルストーンと言えるでしょう。
急成長するVTuber市場
VTuber市場は、近年目覚ましい成長を遂げています。矢野総合研究所の調査によると、2023年度の国内市場規模は約800億円に達し、前年度比で153.8%もの増加となりました。さらに、グローバルインフォメーションの予測では、世界市場規模は2024年の約2169億円から、2030年には約5900億円に拡大すると見込まれています。この巨大な市場を背景に、ボンド株式会社はさらなる事業拡大を目指し、積極的に海外展開を進めています。
所属VTuberのコメント
今回の契約に際し、ボンド株式会社所属のVTuber、Zen ZioraとMiette Marzipanからコメントが寄せられました。Zen Zioraは、VTubingの世界に飛び込んだばかりの新鮮な気持ちと、IRIAMでの活動への期待を語っています。一方、Miette Marzipanは、IRIAMの熱心なファンとして、米国版IRIAMのローンチに携われる喜びを表現しています。彼女たちのコメントからは、米国市場への進出への高揚感が伝わってきます。
ボンド株式会社の展望
ボンド株式会社 ライバーサクセス事業部 チーフマネージャー齊藤 俊哉氏は、「バーチャルライブ配信アプリと言えばIRIAM」という現状を踏まえつつ、バーチャル配信という文化を世界に広めていく決意を表明しました。手軽に始められるバーチャルの世界を世界に広め、VTuber市場のさらなる発展に貢献していく姿勢を示しています。
まとめ
ボンド株式会社の米国版IRIAMとの契約は、日本のVTuber市場が世界へと羽ばたく大きな一歩となるでしょう。今後、ボンド株式会社所属のVTuberたちが米国市場でどのような活躍を見せてくれるのか、そして、その活動がグローバルなVTuber市場にどのような影響を与えるのか、注目が集まります。 今回の契約は、単なる企業間の提携という枠を超え、日本の文化を世界に発信する、重要な取り組みと言えるでしょう。 今後、より多くの日本のVTuberが世界進出を果たし、グローバルなエンターテイメントシーンを盛り上げていくことに期待が高まります。